第75回全日本学生バドミントン選手権大会 個人戦
10月15日、島津アリーナ京都で行われた第75回全日本学生バドミントン選手権大会。この日は、大会も佳境を迎え、同志社からは播摩(商4)・東(商3)ペアがダブルスの準決勝に臨んだ。相手は西日本選手権の決勝で敗れた龍谷大の中出・田邉ペア。リベンジを果たすべく懸命に戦うも、終始、主導権を握られてストレート負けを喫した。それでも全日本3位と輝かしい実績を残した今大会。数々の強敵を打ち破り、最強ペアが集大成を見せた。
試合がスタート。第1セットから早い展開で進んでいく。龍谷大ペアが攻撃に回り、同志社ペアが守備に回った。持ち味である東の強烈なスマッシュにもレシーブで返され、ポイントを得るだけでも苦戦。8-11でリードを許してインターバルに入った。「どうやって自分たちの攻めの形にもっていくことを考えた」(播摩)。2人は、悪い流れを断ち切るために改善点を話し合った。それでも相手の総合力の高さについていくことができない。21-14で第1セットを先取された。
続く第2セットでも、立ち上がりから相手に先行を許す。一方の播摩・東ペアもミスを誘い、ポイントを積み上げていく。しかし、ペースを握っているのは依然、相手ペア。5-11と大量リードでこのセットを折り返す。インターバル後のプレーでは播摩の強烈なスマッシュで得点。流れをつかんだかと思われた。しかし、もう一度エンジンをかけなおした相手ペアに対して対応することができない。「全然自分たちのプレーをさせてもらえなかった」(東)と振り返るように満足のいくプレーはできず敗北。第2セットでは21-9とさらに差をつけられて大敗を喫した。
最後の試合では本来の姿を見せることはできず、不甲斐ない結果となってしまった。しかし、ここまで多くの相手に対して勝利し、トーナメントを勝ち進んできた。全日本3位という結果を輝かしい実績を残した播摩・東ペア。次に控えるは来月に群馬県で行われる全日本インカレ団体戦だ。これまでの経験を活かし、各々の戦いで勝利を目指し、チームとしても集大成を見せる。(久岡悠斗)
【試合結果】
播摩(商4)、東(商3)★0(21-14、21-9)2龍谷大