4月30日、立命館大学茨木キャンパスOICアリーナで2022年度関西学生バドミントン春季リーグ戦大会(団体戦)が行われた。同志社大学は関西学院大学と対戦し、3-2で勝利を収めた。
待ちにまった公式戦が幕を開けた。緊張感が漂う中、先陣を切ったのは主将・舟橋(商3)。主将としてチームを引っ張るべく、自身で勝利をつかみたいところだったが、取って取られての苦しい展開が続く。なかなか相手のペースを崩すことができず、第1ゲーム中盤に9連続ポイントを奪われる。その後も、ライン際に落ちる相手の際どいショットに翻弄され、11-21、8-21で敗北。
続いて登場したのは今試合が大学初の公式戦となる梅田(スポ1)。「1回生で団体戦に出れる機会もないので、この機会をものにしたい」。その強い思いがプレーにも表れた。力強いスマッシュを何度も放ち、着実にポイントを獲得。第1ゲームではデュースに持ち込まれるも、最後まで粘りを見せ勝利。第2ゲームでも、初試合とは思えない冷静なプレーで相手を圧倒し、21-14でチームに白星を呼び込んだ。
このまま勢いに乗るべく山部(商4)藤本(スポ3)の上級生ペアがコートに立った。2人の息のあった連携で連続ポイントを獲得し第1ゲームを奪取。しかし、続く第2ゲームや第3ゲームではサイドアウトなどのミスもあり敗戦。
次負けてしまうと、同志社の敗北が決まる大事な一戦。任されたのは播磨(商2)東(商1)ペアだ。「デビュー戦を勝たせてあげたい」(播磨)。「初めての試合で勝ちたい」(東)。勝利だけを目指し挑んだ。第1ゲームを落とすも、第2ゲームから巻き返しを図り確実にポイントを獲得し21-15で奪取。続く第3ゲームでは一進一退の攻防が続き、なかなか決着がつかない。体力が奪われていく中、最後まで力を振り絞り播磨がスマッシュを決め勝利をつかみ取った。
最終戦、コートに立ったのは藤本。拮抗した展開が続く中でも、スマッシュとドロップを組み合わせ緩急あるショットでポイントをもぎ取っていく。第1ゲームを奪取するも、第2ゲームを落としてしまう。第3ゲームでは、互いに疲れが見え始めてきた。そんな中でも、集中を切らすことなくデュースにまで持ち込み、23−21で勝利。
セットカウント3-2で同志社が勝利を収めた。大事な初戦を勝ち取ったことには彼女たちの自信につながったに違いない。勢いそのままに次戦も白星をつかみ取れ。(齋藤栄里花)
【試合詳細】
S1 舟橋(商3)★ 0(11-21、8-21)2 関学大
S2 梅田(スポ1)☆ 2(22-20、21-14)0 関学大
D1 山部(商4)藤本(スポ3)★ 1(21-16、17-21、13-21)2 関学大
D2 播磨(商2)東(商1)☆ 2(17-21、21-15、26-24)1 関学大
S3 藤本(スポ3)☆ 2(21-19、15-21、23-21)1 関学大