バドミントン部
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【バドミントン部女子】インカレ出場に向けて好発進

5月14日和歌山県立橋本体育館で、令和4年度関西学生バドミントン選手権大会 ・個人戦が行われた。春季リーグでは、関西1部リーグ団体戦2位と大健闘した舟橋組。インカレ出場がかかった個人戦では、山部(商4)、藤本(スポ3)、舟橋(商3)、太田(スポ2)、東(商1)の5名が4回戦へと駒を進めた。

山部は2回戦からの登場。大経大相手に2-0で勝利を収め、武庫川女子大と激突した。第1ゲーム、序盤から俊敏な動きで積極的にスマッシュを仕掛ける。しかし、相手も負けじと正確なレシーブで返球。5連続ポイントで逆転される展開に。それでも意地を見せ、インターバルを先取した。そのまま相手に主導権を渡すことなく、21-14で勝ち取る。第2ゲームもサイドラインギリギリのスマッシュを次々と決める。相手につけ入る隙を与えず、21-11で快勝。圧倒的な強さを見せ、3回戦突破を決めた。

スマッシュを放つ山部

2回戦の立命大相手にストレート勝ちを収めた藤本だが、3回戦の対関学大は激闘の1戦だった。第1ゲームは相手の勢いを抑えることができず、14-21でリードを許す。続く第2ゲームは、攻撃的なプレーで終盤に5連続ポイントを奪う。しかし相手も意地を見せ、すかさず5連続ポイントを奪取し同点に。誰もが敗北を予期したが、藤本が力を発揮。持ち味のクロスカットを武器に、相手のミスを誘い25-23で制勝。怒涛(どとう)の追い上げを見せた。迎えた最終ゲームも意地と意地のぶつかり合い。終盤までシーソーゲームが続くも21-19で藤本に軍配が上がった。

ヘアピンを打つ藤本

シード権により、2回戦からコートに立った主将・舟橋。「気持ちの面でうまく持っていけなかった」と初戦・大体大相手に苦戦を強いられた。それでも終盤で本調子を取り戻し、第1ゲームを23-21、第2ゲームを22-20で粘り勝ち。なんとしても勝ちたい3回戦。部員の思いを背負い、強豪・龍谷大に果敢に挑んだ。第1ゲーム、持ち味の丁寧な試合運びで攻撃のチャンスをうかがう。上がった球をものにし、点差を広げた。流れに乗り、リードを保ったまま21-14で白星。続く第2ゲーム、予測不能なヘアピンショットで相手を翻弄(ほんろう)させる。「とにかく冷静に点を取ることだけ考えた」と、疲れからミスが増えたものの、着実に点を積み重ね、21-17で死守した。

レシーブする舟橋

2回戦では最終ゲームまでもつれ込み、甲南大相手に見事白星を飾った太田。3回戦には龍谷大の技巧派サウスポーと対決した。「1試合目よりも緊張がほぐれ、相手に向かっていこうという気持ちで試合に挑んだ」(太田)。第1ゲームは、序盤から拮抗したゲーム展開が続くも、一挙7ポイントを挙げるなどの強さを見せた。相手の左腕から放たれる強打のスマッシュに苦しむ場面もあったが、21-17で戦勝する。勝利に王手をかけた第2ゲーム。両者一歩も譲らない熱戦を繰り広げるも、徐々に調子を上げた太田。21-19で連勝し、4回戦へ進んだ。

スマッシュを打つ太田

強豪校の武庫川女子大を倒し、勢いに乗っている東が3回戦に臨んだ。「ミスが目立つ試合が多かった」(東)と振り返るものの、ルーキーとは思えない躍動感あふれるプレーを見せた。第1ゲームは、中盤までリードする展開だったが相手の6連続ポイントにより逆転を許し、16-21で惜しくも敗れる。しかし、続く第2ゲームから快進撃を披露。強烈なスマッシュに加え、緩急を使ったラリー展開でポイントを奪取し、21-14でゲームを振り出しに戻した。流れをつかんだ東は、最終ゲームでも安定感のあるプレーを見せ21-8で快勝。試合後には笑顔をこぼし、4回戦進出を果たした。

サーブを打つ東

 明日からはダブルスも始まり、重要な戦いを控えるバドミントン部女子。目の前の1戦を全力で挑む彼女たちの試合に期待が高まる。(山田和輝、待鳥桜子)

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