バドミントン部
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【バドミントン部女子】藤本がインカレ出場権獲得!

5月15日京都市体育館で、令和4年度関西学生バドミントン選手権大会 ・個人戦が行われた。昨日に4回戦に進んだ山部(商4)、藤本(スポ3)、舟橋(商3)、太田(スポ2)、東(商1)の5名が出場。藤本は4、5回戦でも勝利を収め、インカレ出場を決めた。

 3回戦で驚異的な強さを見せつけた山部。4回戦は龍谷大のサウスポーと対戦。第1ゲームは相手の繊細なショットに苦戦を強いられ、13-21で敗れる。巻き返しを図りたい第2ゲームは山部が仕掛けた。果敢に強打のショットを打ち込み、流れを戻しにかかる。しかし、相手の勢いは止められず終盤に痛恨の4連続ポイントを奪われ、12-21で敗戦。5回戦の舞台に立つことができなった。

 続いて主将・舟橋が登場。先日は苦しみながらも白星を飾り、勢いに乗って4回戦に挑んだ。しかし、立命大が舟橋の前に立ちはだかった。第1ゲームから熾烈な戦いが繰り広げられるも、16-21で敗北を喫する。このままでは終われない第2ゲーム。舟橋の逆襲が始まる。序盤からストレート、クロスと複数のショットを打ち分け、相手を翻弄(ほんろう)。相手の動きを鈍くさせ、ポイントを連取した。主導権を握ったように思われたが、相手も負けてはいない。終盤には3連続ポイントを奪取し、20-21と逆転を許される。あと1ポイントで負けという厳しい展開だが、舟橋は冷静だった。熾烈なラリーでの相手のミスショットを見逃すことなくポイントを奪い、23-21で逆転勝利を収めた。1-1で迎えた最終ゲームも試合はデットヒートする。全てのポイントで長時間に及ぶラリーが繰り広げられるも、相手の好プレーが重なり16-21で惜しくも黒星とった。試合後、「今シーズンで1番自分のプレーができた試合だった」と悔しさを見せながらも振り返った。

笑顔を見せる舟橋

3回戦では強豪・龍谷大から白星を飾った太田。4回戦も龍谷大と交戦した。第1ゲームは序盤から拮抗した試合運びだったが、中盤に4連続ポイントを奪われる展開に。相手の流れを食い止めることができず、15-21で落としてしまう。続く第2ゲームは中盤までリードを守り抜くも、終盤に同点に追いつかれる。最後まで攻撃的なプレーで相手を攻め続けるも、20-22で惜敗。5回戦へ上がることができなかった。

レシーブする太田

 ルーキーながらも4回戦へ駒を進めた東は、龍谷大と激突。第1ゲームから先日の勢いそのままに攻め続ける。中盤には一挙5ポイントを挙げ、相手を突き放しにかかった。しかし、勝利まであと1ポイントのところで痛い3連続ポイントを奪われる厳しい展開に。それでも意地を見せ21-19で辛勝。このまま流れに乗りたいところだが、続く第2ゲームは序盤で連続失点が重なり、主導権を握られる。巻き返しを図るべく、終盤に追い上げを見せるも19-21で惜しくも敗れた。「最後の決め球のミスが多かった」。最終ゲームでも積極果敢にプレーするも、あと1歩及ばなかった東。19-21で敗れ、4回戦で姿を消した。

ラリーで粘りを見せる東

 4回戦の対龍谷大を21-9、21-14のストレートで下し、圧倒的な強さを見せた藤本。5回戦ではまたしても龍谷大との1戦となった。第1ゲームから両者エンジン全開。序盤に藤本が4連続ポイントを奪取し幸先の良いスタートを切るも、相手も負けじと驚異の8連続ポイントを奪う。試合はシーソーゲームとなり、互角の戦いだった。18-18の同点で迎えた場面。突破口を開いたのは龍谷大だった。緩急自在なラリー展開に加え、強打のスマッシュを兼ね備えたプレーで点差を広げる。そして一挙4ポイントを連取し、第1ゲームは18-21で敗戦となった。あとがない第2ゲーム。藤本の力が目を覚ます。長時間にわたるラリーにも対応力を見せ、序盤からのリードをキープ。着々と点数を重ね、相手に付け入る隙を与えず21-15で振り出しに戻した。「流れを持っていかれないように勝ち切ろう」その思いを胸に挑んだファイナルゲーム。序盤から両者譲らない展開が繰り広げられ、どちらが勝ってもおかしくない状態だった。しかし、終盤にスパートをかけたのは藤本。持ち前のクロスカットを生かし流れを引き寄せ、21-19で制勝した。勝った直後には笑みを浮かべ、喜びをあらわにした。

構える藤本

 個人戦でのインカレ出場を決めた藤本。準々決勝でも躍動感ある動きに期待が高まる。山部、舟橋、太田、東は惜しくも敗れたものの、素晴らしい試合を見せた。21日から始まるダブルスでは、インカレ出場権をつかみにいく。(文責・山田和輝、撮影・齋藤栄里花)

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