硬式野球部
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【硬式野球部】拙攻目立ち、勝ち点逃す

TEAM R H E
同志社 10
関 大 X

 9月3日、わかさスタジアム京都で2023年度関西学生野球連盟秋季リーグ戦第1節2回戦が行われた。同志社は関大と対戦。3回に先制するも中盤に逆転を許し、1-4で敗北となった。

 昨日の敗戦から一夜。第3戦へ望みをつなぐためには今日の試合は絶対に負けられなかった。今日の先発を務めたのは清川。今春の同立戦に続くリーグ戦2回目の先発となった。序盤から最速145kmの直球と多彩な変化球を使い分け、関大打線に立ち向かう。全イニングで先頭打者の出塁を許すも、3回2安打1失点の投球で試合をつくり、先発の役割を果たした。

先発を務めた清川(経3)

 一方の打線は、3回表に塚本(商4)と川久保(スポ3)の安打で1死一、三塁の好機を演出すると打席には松井。「とにかく食らいついて1点取りに行くという強い気持ちだった」(松井)。打球は三遊間を抜けレフト前へ。昨日は無安打に終わった春の首位打者松井が、前日の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような一打で同志社に待望の先制点をもたらした。

先制打を含む3安打を放った松井(スポ4)

 4回は、リーグ戦初登板となる本田克がマウンドへ。今季は前期チャレンジリーグや夏季OP戦で結果を残し、ベンチ入りの座をつかんだ期待の右腕。「調子はそんなに悪くなかったが打たれてしまった」(本田克)。先頭打者から連打を浴びたところで降板。苦いデビュー戦となった。

悔しい表情を見せる本田克(商2)

 4回無死一、三塁の場面で後を託されたのは髙木。昨日は3.1回を投げ1失点と好リリーフを果たし、今日の登板でも火消しが期待された。「期待に応えることができなかった」(髙木)と関大打線の流れを止められず2失点。勝ち越しを許し、関大に試合の主導権を奪われた。しかしその後は立ち直り5回、6回といずれも三者凡退。昨日の疲労を感じさせない投球で打線の援護を祈った。

打球を見つめる髙木(商3)

 打線は7回先頭打者の西村(経2)がこの日2本目の安打を放ち出塁するも牽制死。8回にも先頭打者の塚本がセーフティバントを決め出塁するも盗塁死と好機を広げることができない状況が続く。その後8回に野選でさらに1点を失うと万事休す。「関大よりも一回り、二回りというか、一段と力が劣っていた」(花野監督)。1-4で敗戦となり、昨秋から3季連続で関大に勝ち点を渡す結果となった。

審判にアピールする同志社ナイン

 「チームが一体となっていくことを意識して1週間取り組む」(主将釜萢・経4)。投打ともに状態が悪いとは言えず、2試合ともに関大を上回る安打を放ちながら敗北を喫した釜萢組。優勝に向けた上昇気流を生み出すためには、9日から始まる対京大戦を2連勝で終えることは至上命題だ。(文責:髙橋惇太、撮影:丸山潤一郎・栗林真菜)

スタメン
(一)塚本 5
(二)堀内 4
(三)川久保 6
(四)松井 8
(五)辻井 2
(六)内海 7
(七)西村 9
(八)岡村 3
(九)清川 1
バッテリー
(同志社)清川、本田克、髙木、財原ー辻井
(関大)田中湧、足立、荒谷ー有馬

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【試合後のコメント】

主将・釜萢
・負けられない第2戦だったが今日の試合を振り返って
ーー序盤のチャンスで1本が出ればもっと楽に試合が進められた。そこが課題です。

・打撃陣は2桁安打。今季の打撃は?
ーー春に比べて思い切っていける選手が増えてきて、誰が出てもしっかり振っていけるようになったところは良い。だが、もう一本というところが課題。

・監督にはミーティングでどんなことを言われた?
ーー打ててはいるが、自分たちの一点を取る必死さが見えない。結果は打てたか打てない、抑えたか抑えないかていうのがあるが、そこに対する過程が見えてこないといい結果になる確率が低くなる。そこを意識しなさいと言われました。

・来週への意気込み
ーー来週落としたらリーグ優勝厳しくなるから、しっかりと2連勝してリーグ優勝争いに残っていけるように頑張りたい。

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