硬式野球部
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【硬式野球部】青地組、秋季リーグ戦2位で終幕

TEAM R H E
同志社
立命大 11

2022年度関西学生野球連盟秋季リーグ

10月23日、わかさスタジアム京都で関西学生野球連盟秋季リーグ戦第8節2回戦が行われた。同志社は宿敵立命大と対戦。3-2で接戦を制し、2016年以来となる勝ち点をつかんだ。

流れを引き寄せたい1回表、先頭の川久保(スポ2)が右中間へヒットを放ち、すかさず盗塁で2塁に陥れる。続く2番塚本(商3)が相手のエラーを誘い出すバンドで無死一、三塁とチャンスの拡大に成功。そして、3番に打順を上げた松井(スポ3)がバッターボックスに入り、飛距離十分の左犠飛を放ち先制点を奪取した。

連勝に向けてマウンドを託されたのは左のエース小倉(経4)。重要な立ち上がり、2番バッターに左安打を打たれるも続くバッターを三併殺打で抑え、上々の立ち上がりを見せた。

力投を見せる小倉

しかし、2回裏にツーアウトから四球と中安打を許し、ピンチを招く。なんとか食い止めたいところだが、川久保のエラーにより1点を献上。すぐさま同点に追いつかれる。

立命大の勢いは止まらない。続く3回裏に、ワンアウトから1.2番の連打により1死一、三塁のピンチを迎える。しかし、3番桃谷、5番田中陸を打ち取り、追加点を許さない。

4回裏、2死一、二塁と再びピンチを招いたところで髙木(商2)にスイッチ。1番宮崎を変化球でショートゴロに打ち取り、何とか無失点で切り抜けた。

無失点で切り抜けた髙木

 反撃の糸口を見つけたい5回表。先頭の篠原(スポ3)が中安打を放つと、代打大塚翔(商4)が今リーグ初打席で三犠打を決め、チャンスを広げる。そして、今日2安打を放っている川久保が打席に入るが、惜しくも三振。しかし、篠原が三盗に成功し、再びチャンスが到来した。ここで3番松井の場面で立命大先発の谷脇のワイルドピッチにより、思いもよらない形で2点目を挙げた。

 6、7回と投手戦が続き、迎えた8回表。川久保が右安打で出塁し、塚本が送りバントを成功させる。続く松井が左飛で倒れるも、4番青地(スポ4)が現役最後のバッターボックスへ。「チェンジアップがくると思ったのでしっかり待ちきれたのがよかった」。打球はセンターの頭上を越える中適時三塁打を放ち、塁上でガッツポーズを見せた。

塁上でガッツポーズをする青地

逃げ切りを図りたい8回裏。ワンアウトから2塁打を浴び、得点圏にランナーを許すも、4番白瀧を川久保の好守備で出塁を許さない。しかし、途中出場の表に左適時打を浴び、点差はわずか1点に。続く代打の井上にもヒットが飛び出し、2死二、三塁。ここで3番手の東山(心理4)が降板となり、真野が緊急でマウンドへ向かった。しかし、代打広田に四球を与え2死満塁となり、ここで真野からエース髙橋(スポ4)にスイッチ。「自分の力を信じて投げ込みました」と全力投球で相手打者を三振でねじ伏せた。

最終回も同志社は攻撃の手を緩めない。ワンアウトから星加(法4)が四球を選び出塁すると、続く篠原が中安打、髙橋の投犠打でランナーを進める。そして、川久保に打席が回り、追加点を奪う絶好のチャンスだったが、惜しくも凡退する。

 最終回、再びマウンドには髙橋が上がった。3人で抑えたいところだが、左安打と投犠打を許し、1死二塁と同点のランナーを得点圏に許す。しかし、2、3番を気迫のこもったピッチングで抑え、試合終了。3-2で勝利を収め、2016年の白水組以来となる勝ち点奪取となった。

相手を抑え、両手を挙げる髙橋
胴上げをする選手たち

 惜しくも関大に優勝を譲るも、秋季リーグ戦を2位で終えた青地組。「僕たちよりも良いチームを作って、1年間やり切ってほしい」(青地)と優勝への思いを後輩に託し、4回生はグラウンドをあとにした。(文責・山田和輝、撮影・藤本知優、大西皐月、栗林真菜)

スタメン
(一)川久保 6
(二)塚本 5
(三)松井 9
(四)青地 7
(五)杉浦 8
(六)中森 3
(七)星加 2
(八)篠原 4
(九)小倉 1

バッテリー

(同志社)小倉、髙木、東山、真野、髙橋ー星加

(立命大)秋山、谷脇、藤尾、京極、藤本竜、長屋ー星子

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