３月21日、皇子山総合運動公園野球場(滋賀県)で同早定期野球戦第10戦が行われた。同志社は早稲田大と対戦し、０-０で引き分けた。

　初回、先発を任された真野(新スポ４)は140㌔を超えるストレートを軸に相手打者を圧倒。３番熊田に左中間へ二塁打を打たれるも、後続を断ち切り上々の立ち上がりを見せた。３回、２、３番打者に連打を浴びピンチを招くが、正確なコントロールと力強い直球で相手打線の勢いを止める。７回、１番森田朝の右安打と犠打で得点圏にランナーを進められる。続く３番熊田には申告敬遠。ゲームも終盤に迫り、失点が許されない状況下での真剣勝負はエース真野に軍配が上がった。

　一方、打線は中々得点の糸口をつかめない。ランナーを出すも相手の固い守備に阻まれ、進塁することができず苦戦を強いられた。３回、篠原(新スポ４)の中前安打と浅野(新法３)の四球で２アウトながらチャンスを作るも、打線がつながらず得点を奪うことができない。５回にも再び篠原が中前安打で出塁。チャンスを広げようと盗塁を試みるも失敗に終わってしまう。両者譲らぬ攻防を見せ、迎えた最終回。松井(新スポ４)の粘りのバッティングで四球を選び出塁するも、続く中森は二ゴロに倒れ、０ー０で試合が終了した。

　４年振りに開催された伝統の同早戦は０対０の引き分けで幕を閉じた。これから始まる春期リーグ戦に向けて各個に課題を克服し、さらに成長を遂げる釜萢組に期待がかかる。(文責：駒嶺錬、撮影：藤本知優、城山歩美、栗林真菜、髙橋惇太)

スタメン

(一)浅野 8

(二)橋本光 7

(三)川久保 6

(四)松井 9

(五)中森 3

(六)塚本 5

(七)釜萢 4

(八)山元 2

(九)篠原 DH
(P) 真野
バッテリー
(同志社)真野ー山元
(早稲田)伊藤樹、ユエン、齋藤、中森、鹿田ー印出