3月17〜19日(レースは18・19日)に、滋賀県立柳が崎ヨットハーバーにて第39回同志社ウィークが行われた。同志社大学は、スナイプ級でOGとペアを組んだ川戸(経新4)が優勝に輝いた。
同志社ウィークは、引退した選手たちの「後輩たちのために何か残したい」という思いから生まれ、毎年4回生が企画・運営している。また例年オリンピック選手を招待しており、今年は松永鉄也選手(北京五輪日本代表)と吉田愛選手(北京、ロンドン、リオ、東京五輪日本代表)を迎えた。
レース初日は朝から雨が降り、予定時刻に出艇せず陸上で待機。午前11時ごろ出艇したが風が吹かず海上で待機し、午後4時から両クラス2レースを行った。470級では吉田選手が乗る船が2レースともトップでフィニッシュ。「スタートのポジション争いやマックススピードを出すまでの速さが違った」(大石・社新4)とハイレベルな帆走に選手たちは圧倒される。スナイプ級では西居氏(OB)とペアを組んだ江見(法新2)が、暫定成績1位に立つ。「強風でハードなコンディションだったが、慎重にレースを展開できた」(江見)と振り返った。
2日間で計4レースを終え、470級では出道氏(OB)とペアを組んだ小松(政策新4)が3位入賞。また現役ペアの長谷川・白籔ペアが4位、大石・山田(商新3)ペアが5位で入賞となった。スナイプ級では、川戸・篠原氏(OB)が優勝。「随所で練習の成果を発揮でき、自分の成長を実感できた」(川戸)と喜びを語った。
新体制で挑んだ最初の大規模な大会は、選手たちにとって大きな1歩となった。「今回の収穫を部に還元し、インカレ総合優勝につなげます」(小松)。地道に歩みを進め、成長を遂げる彼らに期待だ。(河場真世)