バスケットボール部(女子)
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【女子バスケットボール部】入れ替え戦制し、2部残留

 10月29日に、関西外国語大学(大阪府)にて2022年度関西女子学生バスケットボールリーグ2部-3部入れ替え戦が開催された。同女は神戸医療未来大学と対戦し、85-72で勝利した。

 神戸医療未来大は、全勝でここまで勝ち進んだ勢いのある相手。その勢いをどこまで止められるかが勝負の鍵となる。入れ替え戦に向けてチームみんなでスカウティングを行った。2部の意地を見せ、絶対に勝ちきることを心に決めて試合に挑んだ。

 第1Q、先制点を奪ったのは同女。清水(文情2)がリバウンドを取り、攻撃するが得点には繋がらない。大庭(同女4)の3Pシュートが決まり、ベンチから歓声があがる。その直後相手に3連続3Pシュートを決められ逆転を許した(14-16)。1点を返し、15-16で第2Qを迎える。

諸山とハイタッチをする大庭

 続く第2Q、序盤、石橋の(経1)の活躍が光った。レイアップを決め、先制点をとると、勢いままに諸山(商3)がシュート(19-16)。さらに、相手のボールをカットし、そのまま石橋がシュートを決めた。ベンチから「頑張れ!ここディフェンス!」の声が響く。終盤、大庭の3Pシュートが決まり38-35で3点リードのまま前半を終えた。

ドリブルをする大庭

 第3Q、序盤、清水と石橋が息のあった連携プレーを見せ、得点を決める。
試合の主導権は完全に同女側にあった。中盤以降も、安定感のあるプレーで次々と得点を重ね、点差を広げる。残り1秒で杉田(同女4)がシュートを決め、60-47で最終Qを迎えた。
「リーグの時にできなかった3ピリの出だしのところをしっかりできたのが1番強かったかなと思います」(大庭)。

ドリブルをする杉田

 迎えた最終Q、開始早々大庭が華麗なレイアップを決める。全員が攻めの姿勢でプレーをし続けた。勢いままに得点を重ねるだけでなく、相手の得点を抑えることも意識。先輩は後輩のために、後輩は先輩のために戦い、85-72で勝利を収めた。

 今試合の勝利で、2部残留が決定した。中山博之監督は今日の試合を、「プレッシャーのかかる試合をもろともせずチーム一丸、心一つに戦ってくれたナイスゲーム」と語った。また、今日の試合をもって4年生の2人が引退。キャプテンの杉田は、「4年間色んな波がありましたけど、大学でバスケしてよかった、もうそれだけですね」と思い出を振り返った。同じく4年生の大庭は、「最後2人同期が残ってやるバスケで、リーグの途中は本当にバスケ嫌いになって今日の試合始めもバスケ嫌いなまま始めたんですけど、それでも最後はバスケが好きだったって思えるようにしようと思っていました」と思いを語った。これからは、4年生の背中を見た3年生が主体となる。新チームでも「明るく、楽しく、元気よく」をモットーに、さらなる飛躍を期待する。(文責・渡邉柚果、撮影・湊結子)

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