第51回 関西学生バスケットボール選手権大会
4月28日、近畿大学記念会館(大阪府)にて第51回 関西学生バスケットボール選手権会3回戦が行われた。ベスト8をかけ対戦したのは天理大。昨年度のリーグ戦3位の成績を残した強豪校との一戦に臨む。前半リードを作ったが後半ミスが続き70-86で逆転負けを喫した。
スタートは谷口(経3)、柄澤(スポ2)、波多野(心理2)、門川(商2)、上野(法3)。
会場には両チームの応援が駆けつけティップオフから盛り上がりを見せていた。天理大の8-2のランで試合が始まる。しかし、すぐに柄澤、波多野、谷口がそれぞれスリーポイントを沈め逆転。ディフェンス面ではファールを恐れず固いディフェンスを披露した。一進一退の攻防が続き21-17で最初の10分を終える。
第2Q、相手の留学生を封じ込むキーマンとして大澤(商1)を投入。門川とのツインタワーを形成しゴール下の制圧を図る。そしてこの日、谷口が大暴れ。キレのあるドリブルで相手とのズレを作るとすぐさまジャンプシュート。谷口の手から放たれたシュートはネット以外のどこにも触れない。クォーター終了目前、谷口が再びスリーを沈め前半だけで4本のスリーポイント。ブザーがなると谷口は柄澤に抱えられながら笑顔で両手を突き上げ、会場は大盛り上がりとなった。44-29で15点差をつけてハーフタイムを迎える。
このまま逃げ切りたい第3Q。上野のシュートでさらに突き放すが、天理大の怒とうの反撃にあう。一方同志社はミスが続き攻守両面で低迷していく。気づけば前半の勝利ムードはどこにもなかった。リードはビハインドに変わり52-56で最終クォーターへ。
第4Q、それでも途中出場のヴァイクル(文情2)がシュートを決めると、波多野が逆転弾。ここからもう一度モメンタムを作ろうとする。だが、26-9のランを許し完全に試合を支配されてしまい70-86で逆転負けとなった。
同志社は谷口が27得点、5リバウンド、波多野が11得点、7リバウンド、門川が3ブロックを記録。強豪校とも渡り合えるポテンシャルを示す。主将の磯部(経4)は「チーム自体は徐々に良くなってきているとは思うけど、まだまだ改善するところはいっぱいある」と語った。次の大会までにさらに成長し、結果を残せ。(中嶋理博)