2024年度 関西学生バスケットボールリーグ戦
9月7日、9月8日、関西大学 東体育館(大阪府)にて、リーグ戦開幕2試合が行われた。同志社は大体大、天理大とそれぞれ対戦し1勝1敗で完璧な滑り出しとはならなかったが、昨年のような悪いスタートダッシュを回避することができた。
対大体大戦、スタートは磯部(経4)、石原(商4)、島倉(スポ3)、門川(商2)、西村(スポ2)。ティップオフ直後に先制すると、アグレッシブなディフェンスを披露。フルコートでボールにプレッシャーをかけ続ける。オフェンス面では持ち味のスリーポイントを、主将の磯部と副将の石原を筆頭に沈め37-9と大差をつけ第1Q(クォーター)を終えた。第2Qも勢いはとどまることを知らない。ベンチからは尾上(商3)と柄澤(スポ2)のシューターが長距離砲で魅せ、64-20と大幅なリードで折り返す。
しかし後半、大体大の速攻の反撃に合う。一時流れを奪われそうになったが、タイムアウトで修正を図り強度の高いディフェンスで主導権を握り続けた。この日、チームスリーポイントは40%を超える確率。開幕戦の緊張を感じさせない試合内容だった。最終スコアは105-56のダブルスコアで大体大に圧勝を収めた。
翌日、対天理大戦、スタートは前日と同様。互いに堅い守備を見せロースコアの展開となった。天理大に2-9のランを許すもディフェンスで試合を作っていく。ベンチ出場の神田(スポ4)が倒れながらのサーカスショットを決め同点。同じくベンチ出場のヴァイクル(文情2)ドライブで相手を抜き去りプルアップショットで今試合初のリードを奪った。その後も互いに一歩も譲らず27-24で折り返した。
リードをキープしたい同志社だったが外国人選手を擁する天理大に次第にリバウンドを奪われていく。「我慢比べに負けてしまった」(石原)。ゴール下に積極的に来る天理大の猛攻を抑えきれず第4Qについに逆転を許す。柄澤がタフなスリーポイントを放ち試合を振り出しに戻そうとするも、そのまま点差を縮めることはできず、58-69で敗北を喫した。
1勝1敗秋のリーグ戦をスタートした磯部組。次戦は天理大と同様に外国人選手のセンターが中心の神医療との対戦だ。「神医療には留学生がいるが、そっちにフォーカスするのではなく、外回りのディフェンスで差をつけられるかにフォーカスしていきたい」(石原)。次戦まで2週間の間隔が空くが、その期間で再調整を行う。インカレへの挑戦はまだ始まったばかりだ(中嶋理博)。