関西学生ハンドボール秋季リーグ戦
9月7日、関西学生ハンドボール秋季リーグ戦が天理大学杣之内第一体育館(奈良県)で行われた。相手は春季リーグ戦第一部で7位の天理大学。春季リーグ戦では27-47で敗北した相手だ。
円陣を組む選手たち
「全日本インカレ出場権を持っていないチームには必ず勝たなければいけない。そういう意味では1番大事な試合が初戦だった」(野崎・理工4)。西日本インカレの結果により全日本インカレに出場する権利は残り一枠となった。出場条件は、秋季リーグ戦で、出場権を持っていない大学の中の頂点に立つことだ。春季リーグ戦で大差で負けたこともあり、リベンジを果たしたいと初戦に臨んだ。
先制点を梅村(商4)が決める。
シュートを打つ梅村
序盤から互いに一歩も譲らない拮抗した展開が続いた。前半13分、GKの谷口(商3)が好セーブを見せると、続いて梅村からのパスを受けた根間(経3)がサイドシュートを決めた。
好セーブをみせる谷口(商3)
フィジカルが強い相手に対し果敢に攻め、点差が離れないよう必死に食らいつく。前半27分には梅村がスカイプレーで技ありのシュートを決めると会場は盛り上がりを見せた。しかし、リードすることはできず、15-16で前半を終えた。
シュートを決める根間(経3)
続く後半、序盤に3点差をつけられる。しかし、後半6分平(商3)がサイドシュートを決めると同時に相手の反則を誘い、チャンスをつくる。続くように梅村が2連続シュートを決め、さらに根間がサイドシュートを決め4連続ポイント。20-19で逆転に成功した。互いに取られたら取り返し、気持ちの入ったプレーが見られた。
シュートを決める上村(スポ3)
残り時間5分を切って、27-27の接戦に。1つのミスが勝敗を左右する中、キャプテン野崎(理工4)が2連続相手のシュートを止める。ピンチを切り抜け声援は一際盛り上がりを見せた。「キャプテンとして大事な局面でプレーで貢献できたのは嬉しかった」(野崎・理工4)。GK・野崎の活躍もあり、勢いづいた同志社。そのまま逃げ切り28-27で勝利を収めた。
「全員が勝ちたいと言う強い気持ちで最後まで集中力を切らさなかったことが勝因だと思う」(野崎・理工4)。次の相手は京大。秋季リーグ戦で連勝するべく前向きな気持ちで次戦に臨む。
(撮影・文責、木田恋菜)