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【水泳部】個々の実力発揮し、3種目で表彰台入り

第100回日本学生選手権水泳競技大会

 9月5~8日に、第100回日本学生選手権水泳競技大会が東京アクアティクスセンターで行われた。藤本(スポ2)が女子200㍍バタフライで優勝、そして梶本(スポ3)が女子400㍍自由形と女子800㍍自由形で銀メダルを獲得。女子リレーでも3種目でB決勝進出を決めるなど、全国の舞台で躍動した。

オリジナルのうちわを手に、応援する部員たち

 初日は個人競技で6名の選手が出場。女子200㍍背泳ぎには先月のカンカレで共に表彰台入りを果たした渡会(スポ4)と白石(理工4)が登場した。渡会は予選で2分16秒48をマークし、B決勝へと駒を進める。力強い泳ぎを披露し、6位でゴールした。

 また、男子100㍍自由形には洲﨑(経1)、長島(経3)、高嶋(スポ1)が出場。洲﨑は51秒46を記録し、自己ベストを更新した。「後半は自信があったので前半から積極的にいった」(洲﨑)。インカレ初出場にも関わらず、力強い泳ぎをを見せつけた。

 また、エース梶本は女子800㍍自由形に出場した。昨年銅メダルに終わった悔しさを晴らすべく挑んだ今レース。予選で8分42秒51を記録し、4位でA決勝進出を決めた。

 2日目は前日に女子800㍍自由形で決勝進出を決めた梶本を含め、個人、リレー種目で計11種目に出場。男子200㍍自由形には説田(商4)、長島と前日にベスト更新を果たした洲﨑が登場。長島は自己ベストを更新して全体16位でB決勝へ駒を進めると。決勝でも力強い泳ぎを見せ、予選で記録したベストタイムをさらに更新する1分50秒76を記録しB決勝7位入賞を果たした。

 女子200㍍バタフライに出場した藤本は予選から圧巻の泳ぎを見せ、予選1位でA決勝進出を決める。決勝ではスタートから徐々に周りと差をつけ、体半分のリードを保ちゴール。ベスト更新とはならなかったが、この種目を優勝で飾った。「優勝は嬉しいが、タイム的には満足がいかなかった」(藤本)と悔しさもにじませた。

女子200㍍バタフライで優勝した藤本

 また、女子800㍍自由形A決勝に梶本が登場。レース序盤からトップをマークする難波(近大)とほぼ横並びの接戦を繰り広げる。しかし追い抜くことはできず、惜しくも2位でゴール。優勝には一歩届かなかった。

 3日目、メダルが期待される梶本は女子400㍍自由形に出場。予選を5位で通過し、A決勝進出を決める。A決勝では、関西王者である難波に食らいつく泳ぎで2位をキープすると、自己ベストと同志社記録を更新する4分9秒05でフィニッシュ。金メダルには手が届かなかったが、歴史を塗り替える好タイムを記録した。

女子400㍍自由形で銀メダルを獲得した梶本

 女子200㍍背泳ぎでB決勝進出を果たした渡会は、女子100㍍背泳ぎを1分2秒64、全体12位で予選を通過する。4年連続のA決勝進出を目指していた渡会は、「正直、結果自体が過去最低なので、情けない結果で終わってしまい申し訳ない気持ちでいっぱい」(渡会)と苦い思いを口にした。

背泳ぎ2種目に出場した渡会

 最終日には、2日目に金メダルを獲得した藤本に、女子100㍍バタフライ入賞の期待が高まる。自己ベストに0秒42迫るタイムで予選を通過すると、A決勝で第7レーンに登場。「決勝に残るという最低ラインは達成できてほっとした」(藤本)。A決勝では7位の1分00秒00でゴール。「ベストを狙っていたのにタイムも順位も落としてしまった」(藤本)。決勝進出を決めてもなお満足せず、自己ベスト更新への意欲を見せた。

 創部史上初となる、女子のシード権を獲得した昨年から早一年。目標として掲げていた女子シード権死守と男子総合30点は達成することができなかった。「来年以降、女子選手は人数がさらに少なくなるかもしれないので、今よりもタフなレースが続くと思う。梶本選手、藤本選手を筆頭にシード権奪還を目指してほしい」(渡会)。今年達成できなかった悔しさを胸に、来年以降も目標に向かって鍛錬を重ねる。

(近藤真子、奥谷陽菜、浅川明日香)

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