2024年度関西学生バスケットボールリーグ戦
10月5日、同志社大学京田辺キャンパスディヴィス記念館Aコートにて2024年度関西学生バスケットボール1部リーグ戦7戦目が行われた。同志社は、ここまで3連勝中の関学大と対戦。78-74で接戦を制し、リーグ戦2勝目を挙げた。
スタートは、磯部(経4)、西村(スポ2)、山藤(文情3)、門川(商2)、波多野(心理2)。試合開始のジャンプボールで、最初のポゼッションを手にした門川がゴール下でシュートを決め先制する。続いて波多野が3Pシュートを決め勢いに乗ったかと思われたが、ターンオーバーやセカンドチャンスからのシュートを許し一気に逆転された。交代した谷口(経3)のドライブシュートやパスカットからのシュートで対抗するも、リードを許し18-24で第2Qへ。
追いかける第2Qは、柄澤(スポ2)が躍動。ゴール下での体を張ったシュートや得意の3Pシュートで、2点差まで詰め寄った。相手の得点で再び点差が開くが、交代直後の磯部が3Pシュートを決め1点差に迫る。続いて、ゴール下で相手のファールを誘った門川がフリースローを獲得。2本とも確実に決め逆転に成功した。その後も3Pラインでファールを受けた磯部のフリースローや、門川、谷口のシュートで得点を重ねる。終了間際には磯部が再び3Pシュートを決め、45-37で後半へ向かった。
これまでの試合では、第3Qを落とすことが多かった同志社。この日もシュートを決めきれず、一時2点差まで迫られる。しかし終盤、両チームとも5ファールとなる中で怯まず積極的な攻撃を見せた。「(勝利した)1戦目の対大体大戦の強度を思い出して1週間練習をしてきた」(磯部)と全員でリバウンドをつなぎ大澤(商1)がシュート。また尾上(商3)が素早い動きでセカンドボールを拾い、2本の3Pシュートも決めた。点差を広げ62-52で最終Qへ。
逃げ切りたい第4Q、ヴァイクル(文情2)のアシストで大澤がバスケットカウントを獲得する。また尾上が再び3Pシュートを決めるなど、順調に点差を広げた。しかし残り5分を切った頃、焦りからかシュートが決まらず流れが関学大へ渡る。残り40秒で1点差まで迫られ、ベンチには緊張感が漂った。タイムアウト明け、柄澤が意地のドライブシュートを決め3点差に。しかしその後関学大にファールを与え、フリースローでまたしても1点差に詰め寄られた。既に両チーム共にファールが5つになっていたため、ここからフリースロー対決に。会場の盛り上がりが最高潮となる中、最後は柄澤のフリースローで試合終了。78-74で逃げ切り勝利を収めた。
開幕戦以降敗戦が続いていた選手たちには久しぶりの笑顔が見えた。「ここから全勝する勢いでいかないとインカレも狙えないので勝ち続けたい」(磯部)。本日はリーグ戦8戦目となる対関大戦が行われる。ここまで4勝3敗と同志社の上をいく強豪校だが、前日の勢いそのままに白星獲得を狙う。(河場真世)