2024年度関西学生バスケットボールリーグ戦
10月6日、同志社大学京田辺キャンパスディヴィス記念館Aコート(京都府)にて2024年度関西学生バスケットボール1部リーグ戦8戦目が行われた。同志社は今季1部に復帰し勢いを見せる関大と対戦し、80-60で勝利。2連勝を飾り、ここまでの通算成績は3勝5敗となった。
スタートは、磯部(経4)、西村(スポ2)、尾上(商3)、門川(商2)、波多野(心理2)。磯部のドライブシュートで先制するも、直後に速攻からバスケットカウントを許してしまう。展開の早い関大のプレースタイルに苦戦しつつも、「速攻の形になったら絶対に相手のペースになってしまうので、リバウンドを取れなかった時に全員で戻ることがチームでの共通認識」(柄澤・スポ2)と食らいついた。点差を大きく離されないように、磯部のスリーポイントや門川のリバウンドからのシュートで追走。また代わって入った島倉(スポ3)はリバウンドやルーズボールに飛び込むタフな動きを見せる。ルーキー・鬼防(心理1)のゴール下でのシュートで2点差に迫り、19-21で第2Qへ。
第2Q開始早々、島倉のオフェンスリバウンドからヴァイクル(文情2)がゴール下でシュートを決め同点に追いつく。続いて柄澤のパスから大澤(商1)がスリーポイントを決め逆転に成功した。しかしここから一進一退の攻防戦に。チャンスをつかむべく、ビッグマンだけでなく背の低いガードの選手たちもリバウンドに果敢に飛び込む。オフェンス面では尾上のスリーポイントや波多野の体を張ったシュートで得点したが、両者譲らず34-34で後半戦へ向かった。
同点で迎えた第3Q、磯部のスリーポイントが決まり勢い付くと、波多野もそれに続く。後半戦、立ち上がりから躍動を見せる同志社。また、西村がドライブを切り込み得点を稼ぐなどし確実に点差を広げていった。積極的なプレーのあまりチームファウルが積もりフリースローの機会を続けて与えてしまうも、流れをつかんだディフェンスで相手の攻撃を阻止する。第3Qを54-49でリードし第4Qに進んだ。
先週復帰を果たした谷口(経3)が持ち前のフィジカルとプレッシャーディフェンスに負けないピボットターンで相手を惑わし、ボールをつなぐ。相手のパスミスを誘うと、同志社が最後の追い上げで試合の主導権を握る。柄澤、尾上を中心にスリーポイントを立て続けに決め勝利への扉をこじ開けた。「気を緩めずオフェンスよりもまずディフェンスで足を止めず、 相手を圧倒して逃げ切れた」(尾上)。最終スコア80-60で勝ち星を挙げ関学戦から続き価値ある2連勝を飾った。
1次リーグも残すところ3試合。「負けられないというか、負けている場合ではない。それでも自分たちにプレッシャーをかけるのではなく、負けられない試合も楽しんでやった結果が勝利につながればいい」(柄澤)。残り試合も確実に白星をあげインカレ出場の切符をめがけて戦い抜けろ。(河場真世、髙橋舞衣)