関西フットサルリーグ2024 2部
10月5日、大阪市立東淀川体育館で行われた関西フットサルリーグ 2部 第8節。首位を走る同志社はハシモトインダストリー大阪との上位対決に挑んだ。試合はテンポ良く得点を重ねて前半の内から2点のリードを奪う。守護神・羽田(理工2)を中心とした守備陣も躍動すると、後半に2点を追加して4-0で無失点勝利に終わった。
前半は相手ボールで幕が開ける。序盤から激しい攻防戦が繰り広げられると予想されたが、試合は落ち着いた展開で進む。攻撃の糸口をつかめない同志社はテンポの良いパス回しでリズムを生み出していく。すると11分、CKからチャンスを作ると相手DFを振り切った内山(法4)がシュート。ボールはゴールに吸い込まれ、待望の先制点を挙げた。16分には藤岡(経2)が長所であるフィジカルを生かしたプレーで相手を圧倒。上手く反転し、相手を交わしシュートを放つとゴールとなり追加点を自らの足で手に入れた。前半は、このままタイムアップ。序盤こそ苦戦するも、中盤に主導権を握って試合を支配した。
後半は同志社ボールでスタート。細かいパスワークでゴールに迫る。しかし、相手もペースを取り戻し、やや押し込まれる展開が続く。10分にはゴール付近で相手を倒してしまい、PKを与えてしまう。「右のスペースを空けて誘い込めたので戦略勝ちかなと思う」(羽田)。自ら仕掛けた駆け引きに勝利し、殊勲のPKストップ。会場は大きな歓声に包まれた。守護神の活躍に応えたい攻撃陣は34分に藤岡がこの日2点目のゴールを奪取。最終盤の39分には1年生ながらここまでリーグ戦通算4得点を挙げ、活躍を続ける藤原(経1)にもゴールが生まれ、リードを突き放した。試合はこのままタイムアップ。4-0とクリーンシートを達成し、快勝を収めた。
ここまで6勝2分と負けなしで首位に立つ同志社。次節は2位・ヴァクサ高槻との首位攻防戦に挑む。前節、ここまでチームを引っ張ってきた伊東(経4)と大段(GR4)が引退。新たにエース候補に名乗りを挙げる藤岡は「チームで1番点が取れるようになりたい」と力強く語った。今節、活躍を見せた新エースと守護神がチームをけん引し、次戦も勝利を目指す。(久岡悠斗)