10月30日、和歌山ビックウェーブにて2022年度関西バスケットボール1部リーグ戦13戦目が行われた。同志社は龍谷大と対戦し、61-79で敗北を喫した。
スタートは、廣瀬(法1)、尾上(商1)、那須(スポ3)、大西(商3)、薮田。
那須のハイポストからのシュートで先制点を奪う。好調の立ち上がりかと思われたが、2連続ターンオーバーで得点を決められ、序盤から龍谷大を追いかける展開。龍谷大髙橋の連続12得点など苦しい時間が続いた。しかし、終盤、管のスティールからのレイアップシュートや石原(商2)の2連続シュートで点差を縮め19-25で第1Q終了。
追い上げたい第2Qだったが、龍谷大の勢いは止まらない。尾上が3Pシュート、島倉(スポ1)が2Pシュートで得点したが、さらに点数が広がり24-43で試合を折り返す。
後半戦、板澤(商3)のアシストで藪田が先制点を決めた。序盤は自分たちのリズムを取り戻し、点差を縮めることに成功。しかし、残り5分を切ったところで相手に流れを渡してしまう。連続でシュートを決めたことにより勢いにのった龍谷大に対し、同志社はシュートフィニッシュを決めきれない場面が目立つ。36-55で最終Qを迎えた。
第4Qは3Pシュートなどで得点を挙げていくも、相手にペースを握られたまま時間は進んでいく。龍谷大の激しいディフェンスを前に、同志社は追いつくことはできない。試合終了間際に山崎がシュートを決めたが、61-79で敗北した。
9月から始まったリーグ戦も残り1試合となった。来週の5日に行われる対大院大戦で勝利を収めなければ、待ち受けるのは2部との入替戦。また、次戦は4回生の最後の試合でもある。4回生を笑顔で送り出すためにも、チーム全員で戦い抜き白星をつかみ取ってほしい。
【文責・撮影:番匠麻衣、河場真世】
○インタビュー
村井コーチ
・今日の試合振り返っていかがですか?
ーーーバスケットには色々戦略、作戦があるが、結局どれだけシュートを決めるかというゲームだと思うので、その点でフリースローだったり、オープンの3ポイントだったりというところで確率が今日は低かった。僕らはサイズが無い分、そういうシュートを確実に決めていかないと点にはならないと思うので、そこが反省点。
・龍谷大に対してどういう戦い方で臨まれましたか?
ーーー相手に21番の高橋選手というスペシャルな選手がいるので、そこ専用の守り方も準備はしていたが、ゲームがソフトになってしまって結局20点差近く取られてしまった。そこが止めきれなかったが、龍谷用のディフェンス練習は1週間していた。
・最後4年生が出場されてましたが、どのような言葉で送り出されましたか?
ーーー38分くらいベンチにいたから、「倭成行けるか?」と聞いたら「行けます」と言うので、「じゃあ行ってこい」とそれだけ。元々練習を頑張る子だし、チームをまとめようとしてくれている子だし、あまり余計なことは言わず、行ってこいという感じだった。
・残すところあと一戦(大阪学院大学)ですが、どういう気持ちで臨まれますか?
ーーーインカレはもう無理だと思うが、来週負けてしまったらもしかしたら入れ替え戦に行ってしまうかもしれないので、それは少ししんどい。そして4年生はラストの試合で、今は週末毎回負けてしまってチームの気持ちが沈んでいるので、このまま引退させるわけにはいかない。最後勝って、入れ替えとかインカレとか全部捨てて、勝って4年生を送り出したい。