10月30日に天理大学杣之内第一体育館(奈良県)にて、2022年度関西大学バレーボール連盟女子秋季入替戦が行われた。同志社は大産大にセットカウント3-0で勝利。3部残留を決めた。
第1セットは序盤から流れをつかみ、一気に4連続得点。相手のタイムアウト後も勢いそのまま、大きく差を広げた。(11-3)。中盤にかけての相手の追い上げにも冷静に対応し、得点差をキープ。25-17で第1セットを獲得した。
続く第2セット。序盤から互いに譲らぬシーソーゲームが繰り広げられた。相手の3連続得点で勝ち越された10-12の場面。中川(商4)がレフトからクロスに鋭いスパイクを決めると、佐藤(法3)のサービスエースや相手のミスが重なり逆転を果たした。その後も浮橋(政策3)、大坂(スポ3)が攻めのスパイクでたたみかけ、25-18で第2セットを獲得した。
勝負が決まる第3セット。相手のミスが続き、序盤から大量に得点をあげる。大きく差をつけて迎えた後半戦。「みんなへの感謝の気持ちを全部乗せて思いきり打ちました」(中川)。中川のスパイクによる3連続得点でさらに勢いづいた同志社。白熱した雰囲気の中でも冷静なプレーを見せ、25-18で第3セットを獲得。ストレート勝利で3部残留を決めた。
苦しい流れが続き、3部6位で終幕した秋季リーグ。入替戦では目の前の1点を取ることに集中し、見事を勝利をつかんだ。
大学バレーを白星で締めくくった4年生。主将の今川(スポ4)は「こんなにもあたたかいチームでバレーボールができたこと、とても幸せだと思います」と4年間を振り返る。また、後輩に対しては、「私たちがぎりぎり掴み取った3部残留で勝つことの苦しさを知れたと思うから、次は3部上位で戦ってほしいです」と期待を寄せた。
勝負の厳しさを知った秋季リーグ。4年生から託された思いを背負って今後どのようなチームを作り上げていくのか。同志社バレー部の新たな挑戦に期待がかかる。(文責:藤田桃江、写真:萩岡真生)
【リーグ通算成績】
8試合終了時点2勝6敗
対桃教大●2-3(25-18、13-25、28-26、16-25、8-15)
対滋賀短大●1-3(25-15、19-25、19-25、8-25)
対明国際大●1-3(18-25、16-25、28-26、23-25)
対兵庫大●0-3(13-25、13-25、11-25)
対大教大●1-3(25-20、22-25、24-26、18-25)
対京華頂大●2-3(22-25、25-13、25-14、23-25、15-13)
対びわこ大○3-2(18-25、25-15、25-12、20-25、15-13)
対大産大○3-0(25-17、25-18、25-18)