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【ボート部】男子エイト3連覇逃す

2023年度関西選手権競漕大会

 7月1・2日に2023年度関西選手権競漕大会(以下、関西選手権)が大阪府立漕艇センターで行われた。同志社からは男子エイト、男子舵手付きフォア、男子舵手なしクォドルプル、男子舵手なしペア、男子シングルスカル、女子ダブルスカル、女子舵手なしクォドルプル、女子シングルスカルでそれぞれ1艇ずつの計8艇が出漕。女子ダブルスカルで出場した酒井(文情1)、東野(スポ1)ペアは1年生ながら3位入賞を果たすも、同大会3連覇が懸かっていた男子エイトは4位に終わった。

 「1位以外何もいらない」(福條・商4)。男子エイトは昨年の関西選手権で連覇を達成し、その後のインカレで全国準優勝。その経験を持つ福條、林(社4)、安陵(商3)の3人を中心に、同大会3連覇を目指した。

疲れ切った表情を見せる選手たち

 初日は悪天候の影響により距離が従来の2000㍍から1650㍍に変更。時折大粒の雨が滴る中で予選を迎えた。予選2組で登場した同志社はスタートから波に乗れない。「(悪天候は)言い訳にもならなかった」(福條)と序盤から遅れを取り5:26.65の3着。2着以内に入れば翌日の決勝進出が決まったが、およそ2秒差で敗者復活戦に回った。決勝進出を懸けたこの日2本目のレース目は1本目からこぐテンポやリズムを変更。予選レースの反省を生かしたレースを展開すると、5:15.53の1着でゴールした。

 前日とはうってかわり晴天の中迎えた2日目。敗者復活戦での手応えを受け、3連覇への自信をのぞかせて決勝の大一番に臨んだ。しかし、序盤からリズムをつかめず徐々に差を広げられた。「去年全国大会で準優勝してその速いエイトを知っている中で、 9人中6人が変わったんですけど、そこからもう一度速いエイトをつくるのはすごく難しかった」(福條)。表彰台にも届かず4着フィニッシュ。昨年のメンバーが抜けた穴を埋めることはできなかった。

懸命にこぎを進める左・酒井、右・東野

 一方、5月に行われた全日本選手権で表彰台に登った東野は同級生の酒井とペアを組みダブルスカルで出場。「予選敗復といまいち自分たちがやりきったというレースができていなかった」(東野)と振り返ったが、決勝では全力を出し切った。1年生ながらもレースを重ねるごとに修正を重ね、伸びしろを感じさせる3位入賞。「日本一を取りたい」と9月に行われるインカレで、さらなる高みを目指す。

3位入賞を果たした左・酒井、右・東野

 「何であれ日本一を取れる一番の方法でいきたい」(福條)とどの種目であれ目指すは日本一のみだ。昨年取りこぼしたわずか0.7秒の壁を越え、今年こそ戸田で歓喜の雄たけびをあげる。(文責:丸山潤一郎、撮影:柴田菜々子、長瀬来瞳)

笑顔で集合写真に映る部員たち
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