
2024年度関西選手権競漕大会
7月6・7日に2024年度関西選手権競漕大会(以下、関西選手権)、浜寺杯が大阪府立漕艇センターで行われた。同志社からは関西選手権に男子エイト2艇、男子クォドルプル2艇、男子ダブルスカル1艇、男子シングルスカル4艇、女子ペア1艇、女子ダブルスカル1艇、女子クォドルプル1艇、女子舵手つきフォア1艇、女子シングルスカル3艇の計16艇が出漕。また、浜寺杯には男子エイト2艇が出漕した。女子シングルスカルで酒井(文情2)が3位、女子ペアが3位、女子舵手つきフォアが3位、女子ダブルスカルが優勝を果たした。

女子シングルスカルに出場した酒井。予選、準決勝と順調に駒を進め、A決勝進出を決めた。決勝では序盤から攻めの姿勢を見せ、積極的なレースを展開する。しかし、1500㍍地点で滋賀RCに追い抜かれた。必死にオールを漕ぎ進めるも、後半にかけてその差は徐々に広げられ3着でゴール。3位入賞を果たし、次戦に弾みをつけた。
また、先月悲願の全国制覇を果たした清水(社4)、東野(スポ2)ペア。今大会も女子ペアで出場し、優勝を狙う。予選では安定感のあるこぎで一度も先頭を譲ることなくゴール。迎えた決勝では、滋賀大、阪大Aを追いかける展開に。それでも焦ることなく3番手を守り続け、徐々に艇速を上げていく。しかし追い上げを試みるも、差を縮めることができず3着でフィニッシュ。関西選手権を3位で終えた。

さらに女子ダブルスカルには、落合(グロ地4)、児嶋(スポ3)が出場した。「ベストを尽くして優勝したい」(落合)。予選はスタートダッシュを決めると、わずかな差で首位をキープ。しかし、1000㍍地点付近で関学大Aの猛追を振り切れず徐々に引き離されていく。それでも負けじとくらいつき、組2着でファイナルAへ駒を進めた。決勝では、序盤から息のあったストロークでリードを奪う。その後「自分たちの武器はラストスパート」(児嶋)とレース後半で粘りを発揮し、さらに突き放した。最後まで主導権を握り続け1着でゴール。2位と約3秒差をつけて栄冠をつかみ取った。

次戦は9月に行われるインカレ。4年生にとっては日本一に輝くラストチャンスとなる。集大成で有終の美を飾るべく、今大会で浮き彫りになった課題を修正し、大舞台で頂点を目指す。(中務桜々子)