第63回関西学生春季リーグ戦
6月9日、泉大津フタバボウル(大阪府)、ステーションボウル新田辺(京都府)において第63回関西学生春季リーグ戦7・8週目が行われた。男子部が京産大、女子部が近大と佛教大と対戦する。男子部、女子部ともに全勝で終え、最終戦に向けて勢いをつけた。
男子部は斉藤(スポ4)、岡田(スポ3)、松本(商3)、熊(スポ2)、菅原(商2)の5人が出場する。昨季のリーグ戦で優勝争いを繰り広げた京産大との対戦。主将・斉藤が第1ゲームから、好投を見せる。2フレーム目以外でストライクを獲得し、280ピンの高得点をたたき出した。熊も7連続ストライクの好プレーを披露し、チームの得点に大きく貢献する。第2ゲームも勢いは止まらず、5人中4人が200ピン超えのスコアをマーク。第3ゲームでは熊が7フレーム目以外でストライクを出す。点数が伸びないメンバーもいたものの、チームトータルでは全3ゲームとも京産大のスコアを上回ったため、3-0で完勝した。
2試合目は、7週目終了時点で4位についていた京産大との一戦となる。斉藤をはじめ、熊と菅原が240ピン超えのスコアでチームスコアを伸ばした。第2ゲームでは斉藤が9フレーム目まで連続ストライクを決める。「(パーフェクトゲームを)狙ってはいたんですけど、やっぱり少し力んでしまって、ストライクが出ませんでした」(斉藤)と悔しい表情を浮かべた。第3ゲームも高スコアをたたき出し、195ピンの点差をつけてゲームを奪取。3-0で勝ち点を獲得する。「勝つことにこだわって、練習もしていたので、その練習が結果につながった」(斉藤)と振り返った。
女子部は戸塚(商2)、渡辺(スポ1)が出場。1試合目は近大との対戦となる。暫定1位の座を守り抜くためにも絶対に負けられない一戦。ストライクは続かなかったが、スペアで順調にスコアを稼ぎ、408ピンで勝利する。第2ゲーム、2人とも200ピン超えの高得点をたたき出し、200ピン以上の点差をつけて圧勝。第3ゲームも順調にスコアを伸ばし、3-0で勝利を収めた。2試合目は先週、惜しくも勝ち点を奪われた佛教大との対決。「先週は2回も負けてしまったので、今回は1回も負けないように頑張る」(戸塚)。第1ゲーム、戸塚が6フレーム目を除き、合計11回のストライクを出し、278ピンの高得点をマーク。第2ゲームも渡辺が233ピン、戸塚が203ピンを記録し、トータルスコア436ピンで勝利をつかみ取る。第3ゲームも安定した投球を披露し、3-0で佛教大から勝ち点を奪った。
リーグ戦も残すところあと2試合。男女ともに暫定1位についており、アベック優勝を目前にしている。「先週と今週と同じように、全て勝てるように頑張ります」(斉藤)。「気持ちよく終われるように、全部勝つことができるように頑張りたい」(渡辺)。残る2戦も自分たちの力を信じ、アベック優勝まで駆け抜けろ。(文責:沼野涼音、撮影:栗林真菜、沼野涼音)