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【ボウリング部】激闘繰り広げ3連覇を達成!

文部科学大臣杯 第62回全日本大学ボウリング選手権大会

 12月7〜9日にかけて、川崎グランドボウル(神奈川県)において文部科学大臣杯第62回全日本大学ボウリング選手権大会が行われた。3連覇がかかる今大会は石本(スポ3)、戸塚(商2)、渡辺(スポ1)がチームを組み出場。大会初日から好投を見せると暫定1位で決勝に臨む。決勝でも他大学を圧倒するプレーを披露し3年連続で栄冠に輝いた。

投球する石本

 初日は予選の6ゲームが行われた。1回戦の第1ゲーム、渡辺の6連続ストライクで215ピンの高得点を獲得。3ゲーム目にかけて渡辺のスコアが伸び悩むも、石本の安定感のある投球でうまくカバーし、トータルスコア1099ピンで暫定4位の座についた。続く2回戦では関西王者の貫禄を見せる。渡辺がうまく軌道に乗り、全ゲームで200ピン超えの好スコアをマーク。石本もストライクとスペアで順調にスコアを稼ぎ、2人合計2409ピンで暫定2位へと順位を上げた。

投球する渡辺

 1位の名産大を追う展開で迎えた大会2日目も6ゲームを実施。91ピンの差を埋めるべく、渡辺と石本が底力を見せる。3回戦の第1ゲームから好投を続け、第3ゲームには渡辺が234ピン、石本が238ピンをマーク。3回戦終了時点で暫定1位の座につき、名産大との差は同志社が17ピンリードする展開となった。1位で迎えた準決勝だが、まだまだ油断はできない。しかし同志社の圧巻のプレーは続き、第1ゲームは2人ともが202ピンの高得点を獲得し軌道に乗った。第2ゲームは渡辺が220ピン、石本が238ピンの高スコアをマークし、準決勝でも1位の座を守り抜く。「トータルで300ピン以上の差を返したことになるので、その逆もあるっていうのも頭に入れてもう上しか見ずにはいこうという思いで頑張りたい」(石本)。2位との差を130ピンに広げ、優勝に王手をかけた。

ハイタッチする渡辺

 そして迎えた大会最終日。「今日は点差を守り切ればいいという思いで臨んだ」(渡辺)。第1ゲーム目は渡辺が192ピン、石本が165ピンとまずまずの滑り出しをみせる。「今日が1番レーンコンディションが難しく感じた」(石本)。そのような状況でも、コンスタントにスコアを重ね、第2ゲーム終了時点で優勝も目前に迫っていた。2位との差は125ピンあったが油断はできない。「最終ゲームは気持ちがすごく楽に持っていけた」(渡辺)と、そんなプレッシャーの中でも安定感のある投球をみせ、3ゲーム目の合計344ピン、大会トータル5922ピンで3連覇を達成。加えて男子部も優勝を果たし、創部初のアベック優勝となった。

試合後の選手たち

  「去年とペアが変わっても同じような安心感があって、先輩方の思いものせて、3連覇できたのはすごくうれしい」(石本)。3連覇のかかる今大会で4位からの怒涛(どとう)の追い上げをみせ、最終的には2位に100ピン以上の差をつけ3連覇を達成。「3連覇がかかっているっていうのを知りながら投げることになったんですけど、この2人と一緒に優勝できたこと、加えて3連覇を続けることができたことがとてもうれしい」(渡辺)。3連覇という大きなプレッシャーがかかる中でも、ルーキー渡辺が好投球で存在感を示した。女子部が一体となって掴んだ3年連続となる栄冠。そんな全日本王者たちが次に見据えるのは全日本個人選手権だ。「個人なんですけど、1人じゃないと思っているので、同志社みんなで上を目指せるように頑張りたい」(渡辺)。日本一となった同志社だがまだまだ個人としても高みを目指し続ける。彼女たちのさらなる活躍に目が離せない。(堀早槻)

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