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【ボクシング部】ライバル関学大倒し、リーグ戦3連勝

5月21日、芦屋大学(兵庫県)にて第76回関西学生ボクシングリーグ戦第3週が行われた。同志社は関学大と対戦し、6−3で勝利を収めた。

昨シーズンのリーグ戦は関学大が2位、同志社が3位という結果に終わった。今季こそ優勝をつかみ取りたい同志社にとって、関学大は必ず倒さなければいけない相手だ。この日は9階級とも試合が行われ、一段と闘志を燃やした選手たちがリングに上がった。

1番手で試合に臨んだのは、ミニマム級の定廣(スポ1)。第1ラウンド開始直後から、積極的に相手の顔面を狙いパンチを繰り出す。その後も終始優勢に試合を進め、結果はポイント勝ち。同志社期待のルーキーらしく、チームを勢いづける戦いを見せた。
次にリングに上がったのは、フライ級の坂本(法1)。第1ラウンド、序盤から相手の積極的な攻撃に押され2度のスタンディングダウンを取られた。3度目のダウンと同時にコーチ陣からタオルが投げ込まれ、RSC負け。圧倒的な実力差を見せつけられ悔しい結果に終わった。
3番手にリングに上がったのは、バンタム級の芥川。第1ラウンドはお互いに距離を取り、様子を伺い合う。第2ラウンド、相手の攻撃力が上がりやや劣勢となるが、相手の隙を狙ったパンチで仕掛ける。第3ラウンドも流れを持っていかれまいと戦い抜いたものの、判定はポイント負けとなった。

芥川(経3)

続くフェザー級には細川(スポ2)が登場。序盤は相手の出方を伺いながらも、確実にワンツーを打ち込んでいく。その後は相手の素早いパンチから、守りの姿勢を取る時間が徐々に増える。第3ラウンド、激しい打ち合いに応戦したがポイント負けを喫した。
関学大に流れが傾く中、ライト級の山村がリングに上がる。第1ラウンド、相手の攻撃をかわしながらもコーナーに追い込み連続パンチを繰り出す。その後も流れを渡さず戦い続けた山村はポイント勝ち決め、ヘビー級の選手たちにバトンを渡した。

山村(スポ4)

次に戦いに挑んだのは、ライトウェルター級の山口(法2)。ジャブを打ちながら、相手の隙をつき顔面中心にヒットさせる。しかし第1ラウンド終盤、相手のパンチの当たりどころが悪く口元から出血。ここで試合が終了となり、勝敗は判定に委ねられる。結果は、序盤から積極的に攻めの姿勢を見せた山口のポイント勝ちとなった。
次にリングに上がったのは、ウェルター級の四宮。エースの登場に、観客席は一層盛り上がりを見せた。しかし、相手との距離感がつかめず攻撃をうまく交わすことができない。得意の力強いパンチで勝負するも思うように動けず、勝敗はどちらに傾いてもおかしくない状況。気持ちを切り替え挑んだ第3ラウンド、得意のパンチが炸裂し2度のスタンディングダウンを奪う。実力者としての意地を見せつけ、ポイント勝ちを収めた。

四宮(スポ3)

続くライトミドル級には、副将の山岸が登場。「試合前は緊張していたが、試合中はいつものボクシングができているなと思っていた」(山岸)。序盤から積極的に攻撃を仕掛け、試合の主導権を完全に握った。第2ラウンドからは仲間の指示を受け、ボディを狙うなど多彩な攻撃を見せる。第3ラウンドにはスタンディングダウンを奪い、流れを渡すことなくポイント勝ちを決めた。
最後に登場したのは、ミドル級の和田。「晟也くん(山岸)が決めてくれたので、楽しもうと思って臨みました」(和田)。第1ラウンド、様子を伺う相手に対し接近戦を図り攻撃を仕掛けた。第2ラウンドも攻撃の手を緩めることなく、顔面へ打ち込みスタンディングダウンを奪う。勝負の第3ラウンド、序盤に強烈なパンチを繰り出し2度目のダウンを奪うと、相手陣営からタオルが投げ込まれABD勝ちを収めた。

山岸(商4)

6−3でライバル関学大に勝利した同志社。次戦は約1ヶ月後、昨年王者の大商大と対戦する。「強い相手と分かっているので、気持ち折れずに頑張っていきたい」(山岸)。夢の関西リーグ優勝を手にするため、チーム一丸となり負けられない戦いへ挑む。(河場真世)

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