バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】天理大に悔い残る敗戦

 5月20日、2023年度関西バレーボール連盟1部春季リーグ戦第10戦が行われた。同志社は天理大相手にセットカウント1-3で敗北を喫した。

 天理大は、昨年の秋リーグでストレート勝ちを収めた相手。技術力が高いチームに、雰囲気を保ちどこまで粘れるかが勝負の鍵となった。

 迎えた第1セット、ピンチサーバーの北川(理工4)が活躍。自身のサーブで相手を崩すと、味方の攻撃につなげる。そして、相手から放たれた強烈なスパイクにも完璧に入ってセッターまで返した。「自分が入ってチームの流れを変えられたことが良かった(北川)」。さらに、ブロックでのポイントが目立つ。序盤から雰囲気を上げ続け25-22で第1セットを先取した。勢いそのままに取りたい第2セット、キャッチが上がらず徐々に点差が開く(2-6)。4-7の場面で中村(商3)がミドルから放たれた強烈なスパイクを上げて相手を崩しポイントを獲得した。しかし中盤以降は常に5点差のリードを保たれる。中村のサーブで相手を崩し仲佐(経済4)のスパイクが決まるいい展開を見せる(18-21)が、1歩及ばず20-25で第2セットを落とした。

トスをあげる中村

 第3セットは、取り切れるボールを落としたり、ミスが増えたりして同志社側の雰囲気が落ちる。それでも、終盤までシーソーゲームが続く(20-21)。仲佐のパワーのあるスパイクでこのまま取り切りたかったが(21-22)、3枚ブロックの間に放たれたスパイクに続きバックアタックでマッチポイントを取られる(21-24)。最後はレフトからのストレートアタックで25点目を取られ21-25で第3セットを落とした。

悔しい表情を見せる中井(心理3)

 巻き返しを図りたい第4セットだったが、序盤から4連続失点。サーブレシーブで伸びたボールをダイレクトアタックで返される場面も(9-17)。「粘り負けしていたと思う(北川)」。宮坂のスパイクで流れをきったと思いきや、触ったボールを落とさないのが天理大。何とかつないだボールを二段トスからのスパイクで確実に決められる。広がった点差を縮められず15-25で第4セットを落とし、天理大相手にセットカウント1-3で敗北を喫した。

スパイクを打つ宮坂

 「この試合に懸けていた」。悔しさをにじませた表情で語るのは主将の宮坂。今試合の敗戦により、優勝の道は閉ざされた。明日行われる最終戦で宿敵立命大に勝てば3位、負ければ5位で春季リーグが終幕する。宮坂は「絶対に3位で、意地でも3位で終わる」と強く言い切った。今こそ同志社の底力を見せるとき。立命大に勝利し歓喜の渦を巻き起こせ。(渡邉柚果)

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