2024年度 第77回関西学生ボクシングリーグ戦
5月19日、芦屋大学(兵庫県)にて2024年度 第77回関西学生ボクシングリーグ戦の第2週が行われた。同志社は桃山学院大と対戦。9-0で完全勝利を成し遂げた。
この日は、松本(文情3)、芥川(経4)、四宮(スポ4)、和田(商3)が不戦勝となったため、坂本、鷲巣、細川、山口、森島の5人が試合に臨んだ。
フライ級の坂本は、序盤から積極的にパンチを繰り出す。後半にかけて激しい打ち合いとなり、相手は徐々に疲れが見え始めた。しかし坂本は、森島、和田らを相手に練習してきた成果を発揮し、最後まで攻め手を緩めない。3Rには2度のスタンディングダウンを奪い、判定の結果3-0{30-26、29-28、30-26}で制する。これがリーグ戦初勝利となり、「去年1勝も出来なかったので、今年とりあえず1勝できて嬉しいです」と喜びを語った。
坂本の勝利に後押しされ、バンタム級の鷲巣も1Rからワンツーで効果的なヒットを生み、スタンディングダウンを奪う。直後、連打でロープまで詰めると相手陣営からタオルが投げ込まれ、1R 1:39でABD勝ち。前節、リーグ戦初勝利を収めた鷲巣が2勝目をあげた。
次に戦いに挑んだのは、ライト級の細川。1Rは距離を取りつつ相手の出方を伺う。2R以降はリズムを掴み、細川のペースに。判定は3-0{30-26、30-25、30-26}で勝利を飾った。
続いてリングに上がったのは、ライトウェルター級の山口。ライト級から階級を上げ、今季初試合に挑んだ。1Rからスピード感のある攻撃で主導権を握り、2R終盤にはスタンディングダウンを奪う。判定の結果、3-0{30-27、30-27、30-27}で勝利。「右ストレートが自分の武器にもなっていてそれが結構当たったんですけど、最後の方はぐだっちゃったりしたので、そこを修正したい」と試合を振り返った。
最後に登場したのはは、ウェルター級の森島。試合開始から左ジャブを連発し、主導権を握る。1R 1:11、強打を打ち込みスタンディングダウンを奪うと、カウントの最中に相手側からタオルが投げられ試合終了。実力を見せつけ、前節に続いて2度目のABD勝ちを決めた。
9-0で桃山学院大に圧勝した同志社。来週は芦屋大と対戦する。「全勝した良い波に乗って、次も勝っていきたい」(山口)。勢いそのままに、関西優勝まで駆け上がれ。(河場真世)