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【フェンシング部】大野、曽根が関西3位入賞!

  

関西学生フェンシング選手権大会・団体戦

10月16~20日、大山崎町体育館(京都府)にて関西学生フェンシング選手権大会が行われた。結果は男子フルーレ個人の大野(商4)、女子フルーレ個人の曽根(商2)が3位入賞となった。

 男子フルーレ個人に出場した竹本(心理1)、大野は、2回戦まで優勢な立場で試合を展開し、3回戦へ駒を進めた。迎えた3回戦は竹本vs大野の同志社対決。試合前半はスピード感のある戦術を得意とする竹本が、華麗なアタックを決め連続得点(6-3)。その後、相手の隙をじっくり確認しながら攻撃を繰り出すのを得意とする大野が、竹本の隙を突き6連続得点と逆転する(6-9)。その後は、大野のペースで試合を展開し、そのまま15-9で大野が勝利した。続く準決勝では、先制点を奪われたものの、鋭いアタックで開始早々4連続得点と流れをつかんだ(4ー1)。しかし、相手が大野の作戦を見抜いたのか徐々に点差を詰められ、同点に追いつかれてしまった(11ー11)。相手の隙を突こうと果敢に攻めるも、13ー15で敗北し、関西3位で終わった。女子フルーレ個人に出場した曽根も、大野と同じく準決勝まで進出した。1セット目は両者ともに様子を伺い3-3で終了。続く2セット目は足を大きく前に出すような攻撃を何度も決めるが、8-8と点差をつけられなかった。3セット目では、悔しくも1点も奪うことが出来ず、8-15で関西3位で終わった。

竹本vs大野

 女子エペ団体には西脇(文3)、北山(経3)、松本(商3)が出場し、対戦相手は強豪校の朝日大。4セット目までは14-15と食らいついた。しかし、5セット目、朝日大に自陣まで攻められ逃げ場を無くし連続失点(18ー23)。そんな中でもエースの松本が逆に敵陣奥まで攻めた戦術で先制点を獲得し、失点も1点に抑え、21-24と点差を詰めた。しかし、7セット目からは朝日大のペースで試合を展開され、点差が徐々に開いていく(27ー35)。観客席からは「こっから!こっから!」と声援が飛び交った。最後はピスト中央で同時得点で33-45で敗北を喫した。男子団体エペには、西村(商4)、税所(商3)、角岡(文情3)が出場した。1回戦では甲南大と対戦し、45-21で大差で勝利した。2回戦は京産大との対戦だ。1セット目で3-1で迎えた2セット目は、税所が積極的に攻撃を見せたが、両者なかなか決まらずもつれ合う。同時得点によって差が開きにくい中、取って取られての展開が続いた。攻撃がなかなか入らず、得点を重ねられないままなんとかリードを守り抜いていた。西村、税所、角岡の3人で円陣を組み、仕切り直して気持ちを引き締める。会場に応援の声が響いた。最終セット目で、西村が相手をラインに追い込む攻めを見せるも同時得点。その後も激しい接戦が繰り広げられ、相手の追い上げによって残り15秒あたりで同点に追いつかれてしまった。延長戦でも奮闘するも取られてしまい、結果、32-33で敗北となった。

左から税所、角岡、西村

 女子サーブル団体には、田村(商3)、曽根あ(法1)、数井(法2)が出場し、中京大との対戦した。4セット目まで常に3点差がある状態だったが、田村が素早いアタックで逆転(25-23)。その後、第7セットまでは1点差を保ったが、惜しくも40-45で敗北を喫した。男子サーブル団体には、中垣(スポ3)、藤田(心理3)、岩井(スポ2)が出場し、立命大との対戦。1セット目を2-5で終えると、続く中垣が6ポイントを取り返す(8-10)。続く岩井も、相手の飛び掛かりながらの攻撃を避ける好プレーを見せ、強豪校に食らいつく。しかし、徐々に立命大の技にはまり始め、26ー45で敗北した。

応援する選手たち
攻撃を仕掛ける岩井

 女子フルーレには曽根(商2)、西村(同女1)、大野(スポ1)が出場し、1回戦は中京大との対戦した。序盤から大きく点差をつけ、優位な立場で試合を展開し、45-26で勝利した。続く2回戦目は関学大との対戦。1セット目の大野(スポ1)は時間をかけながら攻撃のチャンスを見定め、2-2と健闘。しかし、関学のピストの自陣まで攻められるプレースタイルに対応しきれず、8セット目終了時には23-35と10点以上もの差が開いてしまった。最終9セット目の曽根は果敢に攻めるも、25-45で敗北を喫した。男子フルーレ団体には、大野、遠藤(商4)、竹本がシード権を持って出場した。2回戦の対戦相手は関大。2セット目では連続ポイントを奪われ点差を縮められてしまい、9-10に。相手が優勢だと思われたが、「1本ずつ1本ずつ」とベンチの励ましが響き渡り、続く3セット目で遠藤が立て直した。連続得点に成功し、力強いガッツポーズで勢いに乗った。3セット目を15-13と巻き返し、さらに点差を開いていきたい4セット目。竹本は粘ったが逆転されてしまい、なかなかうまくいかなかった。その後も点を重ねられず、頭を抱える遠藤。同志社の苦しい展開を断ち切ることはできなかった。38-40で迎え、勝敗は大野にかかった最終セット。大野が2点取り返すも、逆転することはできず40-45で敗れてしまった。

 悔しい結果に終わったカンカレ。「1カ月間自分が出来ることをしっかりやっていくのが最優先」(遠藤)。4年生最後の試合となるインカレを笑顔で終えるため、最後まで走り抜ける。(文責・撮影、平沼栞・津田花暖)

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