第102回関西学生サッカーリーグ
10月19日、甲南大学サッカー場(兵庫県)で第102回関西学生サッカー1部リーグ後期第7節が行われた。同志社は立命大と対戦し、2-1で勝利した。
スタメンには、GK祓川(社3)、DFに鈴木良(法3)、金沢(スポ4)、馬場拓(法3)、安井(政策3)、MFに中山(商2)、廣島(社4)、中里(スポ4)、馬場啓(文情3)、FWに鹿取(商3)、野頼(法2)が起用された。
残留争いの命運を握る立命大との一戦は雨天の中開催された。開始16分、右サイドを複数人でプレッシャーをかけボールを奪うと鹿取がシュート。しかしゴール左上へ逸れ先制点を決めることはできない。
なおも主導権を握り続け同29分、思いがけぬ形でゴールを揺らした。左サイドを駆け上がる中山がボールを受け取ると、ゴール前へ。ボールはGK正面かと思われたが、足の間をすり抜けゴールした。「ゴール前の野頼につなごうと思ってクロス上げたけど、ごめんって言いながら頭抱えて後ろ見ていたら入っていた」(中山)。まさかの形でリードを奪い、スコアを1-0とした。
後半は一進一退の攻防を繰り広げる。前半と比べ相手のシュート本数が増えるも、GK祓川、DF金沢を中心に強靭(きょうじん)なディフェンスを展開し、相手に決定打を打たせない。
同32分、エースストライカーが今節も決めた。後半27分に楠見(政策4)が野頼と交代すると、その10分後に劇的なゴールを見せる。前田(スポ3)が右サイドを駆け上がるとゴール前へ。「体の方が先に動いていた」(楠見)。得意のプレーとする気合と執念のゴールを見せ、2試合連続勝利に貢献した。
その後、自陣PA(ペナルティエリア)内でのファールによりPKを献上。2-1とされるもリードを守り抜き連勝を果たした。
ついに今年度リーグ初の連勝を果たした。「次も本当に落とせないし、絶対に勝たなきゃ行けない」(楠見)。現在同志社は9位を走り、降格圏のチームと比べる勝ち点8差があるが、まだ残留は確定していない。今週末に控えるびわこ大との直接対決を制し、残留を自力で決める。(文責・浅川明日香、撮影・村川愛実、大橋楓子)