4/23日大山崎町体育館にて令和4年度関西学生フェンシングリーグ戦が開幕した。
開幕初めの種目は男女フルーレ。結果は、去年に引き続き男子優勝、女子3位という優秀な成績を残した。新人選では、中垣(スポ1)が3位入賞という結果を収めた。
男子フルーレ1試合目は関大との対戦。先制点を取り、常に優位な状況で圧倒的な差を見せつけ45-15で勝利を収めた。続く愛知工大戦でも良い流れが続き、ペースを乱すことは無く45-21で快勝。
3試合目は、朝日大の試合。敵視していた立命大を破った朝日大に警戒しながらも始まった戦い。先制をとり、勢いそのまま積極的に攻めるも、相手の追い上げにより13-15と逆転される。しかし、大野(商2)と田中(経3)の活躍により22-23と上回る状況に。危うい場面も見られたが、その後点を取り続け、45-38で勝利を掴んだ。「今日の全勝を明日に繋げて明日も全勝します」(田中)。
女子フルーレ1試合は中京大との戦い。先制を取るも、同点に追いつかれる。8ターン目宮下(社3)が勢いを上げ、相手に一点も取らせず38-24まで差をつけた。45-28で終了し、同志社の勝利。続く2試合目は龍大との試合。相手の疲れが見えはじめ差がついていく。途中12点差になり、流れそのまま33-45で快勝した。
3試合目に行われた立命大戦。終始互いに点を取り合う接戦が続いた。そんな中で最後まで諦めずに戦うも、最後の一本を取られ、35-36で敗北が決まった。「今日も負けられない試合だったんですけど、明日は絶対に一戦も負けられない」(伊藤・商4)。
2日目。女子フルーレ4試合目の対戦相手は関学大。試合序盤から相手のペースに飲まれる。同志社は勢いにのれず。最後まで相手に得点を許し、21-45で敗北。悔しい一戦となった。
迎えた最終試合。同志社は朝日大と対戦した。攻防を繰り返し、35-40の劣勢で女子主将伊藤に順番が回ってくる。着実に1点を重ね相手を追い詰めると、45-42で逆転に成功。最終戦を勝利で飾った。
男子の2日目は関学大との一戦からスタート。順調な出だしを決め、着実にリードを広げていく。45-20で快勝を収めた。
迎えたリーグ最終戦は、立命大との対決。試合前から20点を獲得すれば今大会の優勝が確定していた。同志社は序盤でリードを許すと、立命大ペースの試合が展開される。なんとしても試合の主導権を握りたい同志社。10-15で4巡目の柏原に回ってくるとここで追い上げを見せた。着実に1点を重ね逆転。次の選手に20-17で渡した。20点を得て気持ちが緩んだ同志社はこの後再び劣勢に。36-40で迎えた最終ターン。ピストに立ったのは主将の田中。一点の奪い合いが続く。39-43の緊迫した場面。田中が怒涛の追い上げを見せる。着実に相手を追い詰め、44-44に持ち込んだ。しかし、懸命の得点も及ばず。逆転勝ちの流れを呼びこめなかった。44-45で敗北を喫する。「リーグ戦全勝で優勝したい気持ちがあった。優勝が確定していたため、気持ちの持っていき方が難しかった」(田中)。
最終戦こそ勝利を逃したものの、他大との戦いをロースコアで抑えていた同志社。勝ち数では立命大と並んだが、(取った点ー取られた点)の指数が上回ったためリーグ戦優勝に輝いた。「次に伸び代を残した良い試合だった」(田中)。
同日程で行われた新人選。女子フルーレには西脇(文1)、男子フルーレには税所(商1)、中垣(スポ1)が出場した。
順調にリーグ戦を勝ち進んだのは中垣。準決勝では、朝日大の選手と戦った。相手の勢いに押され、後一歩及ばず。6-10で敗北を喫した。続く3位決定戦では着実に自分のペースで得点を重ね10-6で勝利。見事3位に輝いた。「楽しむことを一番に臨んだ。課題も見つけられた試合だった」(中垣)。
リーグ戦、新人戦で大活躍を見せたフルーレチーム。フェンシング部のさらなる躍進に期待が高まる。(文責・撮影 大久保りんか 井出菜月)