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【フェンシング部】敗北喫するも収穫多し

 11月19日に2022年度全日本フェンシング選手権大会・男子エペ、女子サーブルが大山崎町体育館にて開催された。男子エペ個人戦では、古橋(スポ3)が30位、宿院(商4)が39位、宮川(スポ4)が63位、女子サーブル個人戦では山下(法4)が20位、小山(法3)が24位という結果を残した。

 予選から関東で勝ち抜いてきた剣士たちと激闘。予選を突破したのは古橋、宿院、山下、小山だ。カンカレ2位という結果を残した宮川はまさかの予選落ち。「試合ですごくビビってしまって、迷いが出てしまった。思い切れなかったところが多い。何故この結果になったのか自分ではよくわからない」(宮川)。

防御する宮川

 迎えたトーナメント1回戦。

 古橋はカンカレチャンピオンと激戦。時間を多く使いながら冷静に試合を進め、お互い一歩も譲らない状況が続く(5-6)。古橋の果敢な攻撃が敵に刺さり、7連続得点を獲得(13-8)。勢いそのまま15-10で勝利した。一方、宿院は序盤から敵の勢いに負け、3分間で5点リードを許してしまう(2-7)。その後、攻撃を仕掛けるも同時得点され、点差を縮めることが出来ない。相手の流れを断ち切れず7-15で敗北を喫した。

笑顔を見せる古橋

 続くトーナメント2回戦。

 古橋は身長が大きい選手との対戦。身長差が大きいとリーチの違いで、遠いところからアタックされて対応が難しい。序盤は敵との歯車が合い、一進一退の攻防を繰り返した(7-9)。しかし、後半になるにつれて身長差を上手く使われ、攻撃が刺さる。連続失点を繰り返し、8-15で敗北した。「今まで勝てたことに満足してしまって、点差が開いた時諦めてしまったのが反省点だ」(古橋)。

 女子サーブルは2回戦からの出場だ。小山は序盤から敵の流れに飲まれ、連続失点を重ねてしまう(0-5)。その後、果敢にアタックし、持ち直すも点差は埋まることなく8-15で敗北を喫した。「落ち着いてできていたけど、攻撃せず守りの姿勢に入ってしまった」(小山)。一方、山下は12-12の局面に至るまで大接戦を繰り返す。緊張の次の一手。13点目を奪ったのは山下だ。そのままの勢いで勝ち切ると思われたが、敵が連続得点、13-15で敗北した。「迷って思い切ったプレーができなかった」と悔しそうに振り返った。

アタックする山下

「明日の団体戦は一回勝ったら全日本に出場できるので、後輩達のために最後の引退する4年生の役目として、全日本出場権を獲得したい」(宮川)。明日がついにインカレ最終日。今までの集大成を出し切り、全日本への切符を掴み取れ。 (文責、撮影・平沼栞)

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