11月19日、Phiten CUP 関西バレーボール男女選手権大会1回戦、2回戦が立命館大学いばらきキャンパスで行われた。同志社は1回戦、大和大を相手にセットカウント2-0で勝利し、続く2回戦も関大を相手にセットカウント2-1で勝利を収めた。
1回戦は4年生全員が出場する最初で最後の試合。田原(法4)がリベロとして出場し、主将宮野(心理4)は春季ぶりにアタッカーを担った。「ジャンプの回数が増えたので足がつりそうだったんですけど、なんとかできました」(宮野)。序盤からテンポよく得点し、25-19で第1セットを先取。続く第2セットも最後までリードを許さず、25-17でセットを奪い、セットカウント2-0で快勝を収めた。堀(生命4)は「(試合を)4回生でできて、緊張よりも楽しかったです」と試合を振り返った。
続く2回戦の相手は1部リーグ戦で何度も対戦経験のある関大。1セット目は宮坂(心理3)がゲームの流れをつくった。中盤に宮坂へサーブが回ると、力強いジャンプサーブでサービスエースを3度決め、一挙5得点(15-9)。「リーグ後にジャンサー(ジャンプサーブ)打とうかなと思って。あれ(3度のサービスエース)は気持ちよかったです」(宮坂)。その後も流れが変わることはなく、25-15と大差で第1セットを先取した。
一方、第2セットは終盤にかけて相手のブロックに苦戦し、22-25でセットを落とす。主将宮野は「疲れもあり、秋リーグよりも勢いがなかった」と反省点をあげた。
最終セットは開始早々にブレイクされ、常に追う展開となった。レフトからのアタックが決まらず、12-17の場面で仲佐(経3)に代わり大町(商2)が出場。コートに入って早々にブロックでブレイクし(14-17)、会場を盛り上げた。しかし、点差は徐々に広がり、18-23に。関大の勝利かと思われたが、ここで同志社が巻き返しを図る。伴(商4)がブロックでブレイクすると、続くポイントではミドルから鋭いアタックを決めた(21-23)。相手のミスもあり逆転すると、最後は大町がアタックを決めて試合終了。驚異の7連続得点で逆転勝利を収めた。
選手たちは「こんな試合二度とない」と嬉しそうに語った。疲れがある中でも、最後まで攻めの姿勢を保ち続けたことが勝利につながった。
明日の初戦は龍谷大。全日本インカレ前最後の公式戦でどこまで戦えるか。ピンチの局面でも明るく声を掛け合う同志社らしいバレースタイルで、明日も勝ち進む。(文責・田組菜月、撮影・小山莉奈)