2023近畿フィギュアスケート選手権
9月30日から10月1日にかけて、木下カンセーアイスアリーナ(滋賀県)で2023近畿フィギュアスケート選手権が行われた。男子の部に小林隼(スポ2)・本田ルーカス剛史(スポ3)、女子の部に前野百花(商1)・泉凜佳(生命2)・大関凜花(経3)・加藤日向子(社3)が出場。全選手美しい演技で観客を魅了した。
1日目に行われたのはショートプログラム。男子の部の1番滑走で登場した小林は演技冒頭のダブルアクセルに成功する。演技後半には緩急のあるステップで会場を沸かせ、44.27点で11位につけた。一方、14番滑走で登場した本田は抜けてしまったルッツジャンプ以外、スピン、ステップなど全ての要素で加点を獲得。さらに、表現力を評価する演技構成点で出場選手内でトップの評価を獲得し65.85点で 6位につけ、フリーへと進んだ。
男子の試合後に行われた女子の部では2番滑走で前野が先陣を切った。伸びのあるスケーティングを披露し、43.80点をマークする。10番滑走の泉は曲に合わせたキレのあるステップを見せ35.75点。試合終盤には18番滑走で主将・大関が登場した。全てのジャンプを着氷し、大きなミスなく演技をまとめあげ堂々の42.08点。最終滑走でリンクに立った加藤は高さのあるジャンプとダイナミックな演技を披露し、30.73点をマーク。順に8位、13位、10位、16位で初日を終え、フリーへと進んだ。
2日目の午前中に行われたのは男子フリー。4番滑走で登場した小林は荘厳なメロディーに合わせ、手足を存分に使った演技で観客を圧倒し、総合得点136・62、10位で今大会を終えた。一方の本田は「エクソジェネシス交響曲」に合わせ演技。連続3回転のジャンプを成功させ、さらにスピン・ステップともに全てレベル4の評価を獲得。総合得点194・25で6位となった。
午後から行われたのは女子フリー。最初に5番滑走で登場したのは加藤。レベル3の評価を獲得したステップを披露し、総合得点91・35で16位で終えた。次に登場したのは泉。華やかな衣装に合わせ堂々とした演技で総合得点は102・01点。最終13位につけた。
後半に登場したのは大関。「レ・ミゼラブル」の荘厳なメロディーに合わせ、表情豊かな演技で奮闘。フリーのみでは7位につける76・56点を獲得し、8位で終えた。13番滑走で登場したのは前野。怪我の影響もあり今シーズン初フリーとなったが、緊張の面持ちも見せず堂々と滑り切り、総合得点は116・43。9位で今大会を終えた。
今大会の結果で、本田、小林、大関、前野の4人は10月下旬に行われる西日本選手権への出場が決定。結果次第では全日本が見えてくる大事な一戦だ。勢いそのままにさらなる飛躍を遂げる。(文責:矢部彩香、撮影:古川亜依、藤本知優)