令和5年度近畿北陸学生ヨット選手権団体戦
9月29〜10月1日に海竜マリンパーク(富山県新湊マリーナ)にて令和5年度近畿北陸学生ヨット選手権団体戦が行われた。今大会は11月に行われる全日本学生ヨット選手権大会の予選となっており、各クラス1位〜4位までのチームに本戦への出場権が与えられる。同志社からは470級3艇、スナイプ級3艇が出場。両クラスとも同志社が上位を独占し、圧倒的な差を見せつけ総合優勝をつかみ取った。
迎えた初日は風が弱く、予定時刻に出艇せず陸上で待機。午前11時ごろに出艇しレースが始まった。しかし、風がなくなったため、両クラスともノーレースとなる。午後1時から再びレースがはじまり、470級で2レースを同志社が上位を独占する形でゴール。第3レース、小菅(商3)・山田(商3)ペアが1位でフィニッシュする。スナイプ級では第1レース、内貴(商4)・秋田(政3)ペアがトップでゴール。第3レースは山﨑(商2)・秋田ペアが1位を取る。1日目は両クラスとも好成績を収めた。
2日目、午前11時ごろからレースが始まる。第1レース、昨日の勢い止まらず、470級で大石(社4)・後藤(商2)ペアが1位を獲得。第2レース、第3レースも各ペアがそれぞれ実力を発揮し、同志社艇が上位を死守する。スナイプ級では、第1レースで昨日に引き続き内貴・秋田ペアがトップでゴール。その後も同志社艇が2レースを1位でフィニッシュし、他大学をさらに引き離した。
最終日は予定通り出艇し、2レースが行われた。第1レース、小菅・山田ペアがトップでフィニッシュする。続く第2レースは、ルーキー出口(社1)・西山(社3)ペアが1位をつかんだ。「最終レースで1位をとって、個人的にも1位を取れて、そこはすごく嬉しい」(出口)。スナイプ級では西内(商2)・柳本(経済2)ペアが第1レース、西尾(商3)・川内(経3)ペアが第2レースをトップでゴール。内貴・秋田ペアも第2レースを2位でフィニッシュするなど、同志社艇の強さを披露し、最終レースまで駆け抜けた。
総合優勝という輝かしい成績を収め、団体戦本選へ弾みをつけた今大会。今までの課題を克服できたが、新たな課題も見つかり、実りあるレースとなった。11月の団体戦本選では強者揃いである関東の大学と戦う。「残り1ヶ月、海上でも、陸上でも常に謙虚な姿勢を持って、最後の最後まで、全員で勝つことを目指していきたい」(内貴)。全員で力を合わせ、総合優勝を勝ち取れ。(文責:沼野涼音、撮影:中田悠里・沼野涼音)