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【フィギュアスケート部】本田が全日本選手権出場権獲得

第49回西日本選手権大会

 10月28日にひろしんビッグウェーブ(広島県)で第49回西日本選手権大会・3日目が行われた。男子FSには本田ルーカス剛史(スポ3)・小林隼(スポ2)、女子FSには前野百花(商1)・大関凜花(経3)が出場。本田7位・小林14位、前野20位・大関17位で西日本選手権を終え、本田が全日本選手権へ出場することが決まった。

 前日よりも多くの観客が駆けつけた男子FS。3番滑走で登場したのは小林。落ち着いた表情でスタート位置につくと、ロック調の「オペラ座の怪人」が響き渡る。冒頭の3連続ジャンプを着氷すると、勢いは加速。その後もジャンプミスはあったものの、曲調ごとに柔らかさと強さを使い分け表現力をアピールした。演技後半は会場の手拍子に押され、スピードを落とすことなくフィニッシュ。88.91点をマークし、総合得点133.20点で今大会を終えた。

緩急のある演技を披露する小林

 本田は16番滑走で登場。来シーズンからはペアに専念することを発表しているため、最後の西日本選手権となる。高いバレエジャンプなど美しさで観客を魅了。終始穏やかな表情で、深いエッジをきかせながら滑り切った。127.80点をマークし、総合得点195.21点で全日本選手権への切符を手にした。

美しさで魅せた本田

女子FSでは、滑走順3番で前野が登場。落ち着いた表情で滑り出すと、1つ目の3回転フリップこそ転倒したものの、演技後半のコンビネーションジャンプを着氷させリカバリーを見せる。また、スピンでもレベル4を獲得し優雅に滑り切った。得点は74.44となり総合得点は110.29。自身初の西日本選手権を最終順位を20位で終えた。

優雅に舞う前野

 続いて滑走順8番で登場したのは大関。演技序盤から3回転ルッツを成功させスピードに乗った。「レ・ミゼラブル」に合わせ、観客を巻き込むダイナミックで伸びやかなスピンとステップを披露。笑顔でフィニッシュし、FS得点は79.46、総合得点は118.43となり最終順位は17位で今大会を終えた。

笑顔を絶やさない大関

 4選手ともに実力を発揮した西日本選手権。今大会の結果により本田の全日本選手権の出場が決定した。まだまだ続く今シーズン、それぞれが自身のベストを更新するべくさらなる高みを目指す。(文責・撮影:藤本知優、古川亜依)

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