フィギュアスケート部
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【フィギュアスケート部】力を尽くした西日本選手権

第50回西日本選手権大会

 11月2・3日に日本ガイシアリーナ(愛知県)にて第50回西日本選手権大会が開催された。女子の部に大関凜花(経4)、前野百花(商2)が出場。大関は21位、前野は19位で終えた。

 2日に行われたSP(ショートプログラム)。4番滑走で前野が登場した。近畿選手権を経て、踊りの動きやステップを見直し今大会に臨んだ。『Warriors』に合わせ演技を開始。一本目のトリプルフリップ-ダブルトーループを華麗に決める。疾走感のある滑りで勢いを加速させ、トリプルトーループ、ダブルアクセルも着氷。終盤、柔軟性が求められるビールマンスピンで観客を沸かせた。力強さのある楽曲ではあるものの、繊細さを兼ね備えた演技を披露。「靴、足、ジャンプの調子がイマイチだったが気持ちを強く持てた」(前野)と振り返った。45.40点をマークし、19位でFS(フリースケーティング)進出を決めた。

丁寧に滑る前野

 大関は15番滑走でリンクに立った。『エルフラメンコ』を選曲し、フラメンコのメロディーに乗る。演技序盤のトリプルループは転倒するが、2本目のトリプルトーループ-ダブルトーループを成功させ、立て直す。伸びやかで曲線的なスケーティングに乗りながら、最後のダブルアクセルも決めた。42.13点をマークし、「序盤のジャンプ3本を揃える」(大関)とFSへ意気込んだ。

演技を終えた大関

 3日に行われたFS。3番滑走の大関は『レミゼラブル』を選曲。リンクサイドで見守る先生から「最後の西日本選手権だから思い切って」と声をかけられた。一本目のトリプルループは手をつくものの何とか堪える。続くトリプルルッツは転倒し、その後のトリプルトーループは着氷。観客の拍手とともに、笑顔で滑らかなスケーティングを披露し、ダブルルッツ-シングルオイラー-ダブルサルコーでまとめ上げた。76.19点、総合得点118.32点で21位となった。

笑顔で滑る大関

 6番滑走の前野は『白鳥の湖』にふさわしい白の衣装をまとった。冒頭、トリプルフリップで転倒するが、ダブルルッツは成功させる。ダブルアクセル-シングルオイラー-ダブルサルコーも決め、回転力のあるスピンで拍手を誘った。荘厳な曲調に変化する演技後半、ジャンプの乱れはあったもののスピード感を落とすことなくフィニッシュ。75.25点、総合得点120.65点で19位となった。

ポーズを決める前野

 上位7名が全日本選手権への切符を手にした。大関、前野は獲得できなかったが、全力を尽くした2日間となった。 (古川亜依)

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