12月23日・25日、東和薬品RACTABドーム(大阪府)で行われた第91回全日本フィギュア選手権大会において森口澄士(商3)、本田ルーカス剛史(スポ2)、小林隼(スポ1)の3選手が出場。それぞれ7位、21位、29位の結果を残した。
23日のショートプログラムでは、滑走順2番で本田が登場。3回転ルッツ-3回転トウループのコンビネーションジャンプを転倒するも、後半のステップやスピンで立て直し丁寧なスケーティングを披露。20位でフリーへと進んだ。
滑走順14番で登場したのは小林。初の全日本選手権で緊張の面持ちを見せるも、冒頭のコンビネーションジャンプをしっかり着氷。その後も高さのあるジャンプやアップテンポの曲に合わせたステップで会場を沸かせた。しかし25日のフリーに進むことはできず、29位で惜しくも敗退となった。
同志社勢で最後に登場したのは滑走順22番の森口。ペアのショートプログラムを終えたあとにも関わらず、力強いスケーティングで会場を盛り上げた。冒頭のトリプルアクセルを決めると、その後のコンビネーションジャンプ、3回転フリップも完璧に決めノーミスで演技を終え、得点は76・31。10位でフリーへと進んだ。
迎えた25日のフリースケーティング、滑走順5番で登場したのは本田。ジャンプの乱れやミスが相次ぐも、後半は切り替えて3回転ルッツ-3回転トウループを成功させた。しかし得点は伸びず118.39点、総合得点180.87点、最終順位21位と悔しい結果となった。
ペアで初優勝を果たしてからわずか4時間で登場したのは森口。演技前には何度もジャンプを確認する様子があった。序盤から高さとスピードのあるジャンプを次々と成功させ会場は熱気に包まれる。ジャンプ7本全てを着氷させ、ダイナミックな演技を披露した。演技後、拍手が鳴りやまない中、森口はリンクで涙を流し感情を抑えきれない様子だった。165.32点をマークし、総合得点は241.63点、最終順位7位で演技を終えた。
全日本選手権が終わり、見据えるのは来月上旬に行われるインカレだ。全日本で得たものを胸に、インカレでのさらなる飛躍を誓う。(撮影・文責:古川亜依、藤本知優)