12月24日、新人戦ウィンターステージ決勝トーナメントが行われた。予選で勝ち抜いた6校の中で頂点に輝くべく練習に励んだ。準決勝で合同チームを圧倒し決勝にコマを進める。相手は関西学院大学。予選で敗北を経験しリベンジに燃える。優勢に試合を開始するも決めきれず、0-2で黒星を挙げた。
1年生が主役となる今大会。オフの日や隙間時間を活用し学年で士気を高めてきた。宿敵である関西学院大学に対して、入念に対策をし試合に臨んだ。
試合開始2分、果敢にゴール前まで攻め込むもシュートが決まらず相手にボールを渡す。ターンオーバーを許すと流れは敵陣へ。相手のペナルティシュート獲得に続き失点。先制点を奪われた。その後GK伊藤の好セーブが光り同志社にチャンスが到来。しかし速攻を得点につなげられず振り出しに戻った。攻め続けるが惜しくもネットを揺らすことができず0-1で試合を折り返す。
逆転を狙う後半戦。「同志社への対策からやりたいことがやれなかった」(伊藤)。ルーキー白井が確実にドローを制すも少しのミスが目立ちポゼッションを保つことができない。後半8分、相手の粘り強いオフェンスが同志社の壁を破り2得点目。残り時間4分を切り得点を引き離された。最後まであきらめずに走るも開いた点差を縮められず試合終了。0-2で敗北し、準優勝に終わった。
結果は準優勝に終わったが個々の活躍や成長が光る大会となった。個人として2つの賞を受賞した白井は秋リーグにもメンバー入りを果たし1年生ながらに期待がかかる選手だ。試合では、得意のスピード感を生かし何度も同志社に好機を呼び込んだ。「自分が引っ張っていかないとと思っていたので、受賞したことで皆の力になれたことが実感できた」(白井)。彼女の向上心が同志社に新風を巻き起こす。
今大会に向けリーダーとしてチームを引っ張ってきた伊藤は「この悔しさを忘れずにお互いに高めあって自分たちの代で関西制覇する」と語り、1回生の大きな成長と熱意を語った。
春から新体制となって始動する同志社。「一人でも多くの1年生がメンバー入りをして貢献したい」(白井)。全部員が刺激を受け向上心に燃える。託された全国制覇という夢を実現すべく次世代全員が飛躍せよ。【文責・撮影:松久莉万、長瀬来瞳】