関西学生女子サッカー秋季リーグ

　10月13日に大阪教育大学柏原キャンパス（大阪府）で行われた関西学生女子サッカー秋季リーグ 2部 第３節。同志社は大教大と対戦し、後半走り出しで３失点を許し０－３で敗北を喫した。

　前半がキックオフすると同時に、両チームの激しい攻め合いが始まった。同志社が攻撃を仕掛けたかと思えば、大教大の攻撃。両者１歩も譲らない攻防戦が繰り広げられていた。「最後までシュートを打ち切ろうというのは意識していた」（西尾・スポ４）。何度もサイドから切り込む場面が見られたが、ゴールを決めきれない苦しい展開にもつれる。前半24分、相手の２度のフリーキックでチャンスを与えてしまうが得点を献上することなく試合が進行。試合中盤も滋野（理工２）がタッチライン付近で滑り込みでボールを奪うなど手に汗握る攻守が続いた。後半33分に好機が訪れる。梅田（スポ２）がフェイントで切り返してファーにグラウンダーのパス。それを大山（経１）がシュートを放つも、ヘディング出来ず無得点に終わった。その後も両者ゴール目前で決めきれない試合展開が続く。ここで１点を挙げたい同志社だが、アディショナルタイムにピンチが訪れる。クリアミスで大教大にボールが渡り、相手FWに中央突破されシュートを打たれる。しかし、GKの川田（法４）がファインセーブ。完璧な守備を披露し０－０で前半はタイムアップした。

　後半戦がスタート。先制点を挙げるべく梅田を筆頭に果敢に攻める同志社。しかし走り出しで大教大の猛攻を受ける。後半５分に相手DFのディフェンスからのパスが前線に渡る。すると裏を取られそのままシュートを決められ、先制点を献上してしまう。その２分後、こぼれ球を拾われまたもや得点を挙げられる（０－２）。ここで巻き返しを測ったが後半10分、自陣の空いたスペースにクロスを上げられてサイドに展開。またもや１点を奪われ連続失点で０－３とリードを広げられる。悪い流れを断ち切りたい同志社は北川（GC１）と平井（GC４）を起用。流れを変えようと試みたが得点を返せず刻一刻と時計の針が進んでいく。試合終盤、滋野のCK（コーナーキック）のチャンスがあったが物にできず試合終了のホイッスルが鳴り響いた。同志社は大教大相手に０－３で敗北。前戦の関大戦に続き痛恨の敗北となった。

　「前回からあまり成長できていなかった」と主将・西尾は今試合を振り返った。前半はいい形で攻守が出来ており、０で折り返せたからこそ後半序盤の連続失点が悔やまれる試合となった。残す試合もあと２戦、絶対に負けられない戦いが続く。次節の相手は春季リーグで８－０で白星を挙げた京都教大。今回の試合の反省点を生かし、勝利を掴み取れ。（文責・三宅希和、撮影・駒嶺錬）