サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】個の力に屈し、連勝を2でストップ。

 5月27日に行われた第101回関西学生サッカー1部リーグ前期第7節。vs大体大。同志社は1ー2で敗北を喫した。

 スタメンにはGK波多野(スポ2)、DFに本田(経3)、小山(法3)、廣島(社3)、金沢(スポ4)、久世(文情4)、MFに野頼(法1)、志知(商4)、國府田(政策4)、鹿取(商2)、FWに渋谷(経4)が起用された。

スタメン写真

 前節で暫定首位だったびわこ大に4-1で快勝し2連勝と勢いに乗る同志社イレブン。今節の相手は昨季関西リーグで19ゴールを挙げ、得点王に輝いた絶対的エースFW古山(3年・立正大淞南高)を擁する大体大だ。大体大は序盤から古山を狙い裏へのパスを積極的に通してくる。最初のチャンスを迎えたのは大体大。前半5分に、古山の裏へのランニングに釣りだされ、空いたスペースに相手が侵入し、ミドルシュート。DFに当たって外れるが、早速ピンチを迎えた。その後は両者攻めあぐねる展開が続く。しかし同28分、CBの連携ミスから、古山がディフェンスの裏に抜け、至近距離で足を振り抜く。しかし、波多野が驚異的な反応を見せ、ボールはクロスバーを叩いた。同志社のチャンスは同36分、志知から野頼へPA付近でパスを出すと、ボールを受けた野頼が足裏で巧みに右足に持ち変え、ファーサイドへシュート。惜しいシーンだったが、相手GKにセーブされた。前半最大のチャンスを迎え、勢いに乗りたかったが同41分、今度は相手に右サイドを抜け出されPA内に侵入されると、古山のニアへの強烈なシュート。ボールはゴールに突き刺さり、先制弾を許す。(1-0)

サイドを駆ける野頼

 急激に気温が高まった影響で選手の交代を積極的に行った同志社。小川コーチは、前線の活性化のため野頼に変え、びわこ大戦で復帰戦を飾った10番戸坂(経4)を投入する。するとこの交代が功を奏する。後半9分、國府田がパスを受け、戸坂にスルーパスを出すと、ボールを受けた戸坂が素早い振りで落ち着いて流し込み、同点弾。同志社の10番が復帰戦2試合目にして、早くも結果を出した。(1-1)

同点弾を決めた戸坂

 しかし同19分、中央にパスを出され、走り込んでいた古山がファーにシュート。スーパーゴールで勝ち越され、劣勢になった。(1-2)

 追加点を奪われても同志社の勢いは衰えない。ドリブル力とスピードのある左サイドの中山を中心に最後の猛攻を見せる。後半41分、廣島のパスを受けた中山が相手DFを振り切り縦突破。そのままアウトサイドで中にクロス、フリーで待っていた國府田が右足を一閃。ボールはクロスバーに当たり、得点とはならず。交代を積極的に行い最後まで攻め続けたが、ゴールネットを揺らすことは出来ず、連勝を2でストップした。

 「1枚でゲームが変わってしまう、サッカーって突き詰めれば単純なのかなというところが考えさせられる試合だった」(小川コーチ)。対策をしても、わかっていても止められない「個」の力に屈した試合だった。次の試合では大経大と対戦。小川コーチは、「ここで引きずっていても仕方がない。しっかり切り替えて次勝つしかない」と意気込みを語った。インカレへ向けた挑戦はまだ始まったばかり。4位圏内に入るべく次こそ何とか勝ち点をもぎ取りたい。(文責:大嶽悠雅 撮影:浅川明日香)

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