6月17日に第52回関西学生サッカー選手権大会兼第47回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関西予選第3回戦vs大阪国際大が桃山学院大学グラウンド(大阪府)で行われた。同志社は、5ー1で勝利した。
スタメンには、GK波多野(スポ2)、DFに馬場拓(法2)、小山(法3)、廣島(社3)、久世(文情4)、MFに杉山(スポ1)、國府田(政策4)、国嶋(法3)、中山(商1)、野頼(法1)、FWに渋谷(経4)が起用された。
例年通り、シードを獲得し第3回戦からの参加。快晴の中試合は始まった。序盤からボールをキープし、好機をねらう。
前半10分、左ゴール前で中山が持ち前のドリブルを魅せる。シュートにつなぐもボールはGK正面へ流れ、先制点を獲得できない。
同25分、渋谷にロングパスを出し、カウンター攻撃を仕掛ける。だがここで、渋谷を倒した相手DFに対し、レッドカードが提示された。「難しい試合になると予想していたが、相手の退場もあり落ち着いて試合を運ぶことができた」(国府田)。一発退場に会場は騒然とするも、数的有利を得る。
スコアレスでエンドを折り返し後半6分、PA内でのファウルにより、PKを獲得。戸坂がゴール左下にボールを突き刺し、先制点を獲得する。このPKが着火弾となり怒涛の大量得点が始まる。
後半15分、CKを杉山が切り返すと、そのボールをゴール前で中山がダイレクトシュート。1年生コンビが生み出したシュートボールは、GKを飛び越えネットを揺らした。
追加点に沸いたわずか3分後、再びチャンスが訪れる。久世が右サイドから杉山にゴール前にアシストボールを出すと、杉山のボールは相手GKを飛び越えゴール。さらに勢いに乗った。
その後も國府田を始めとするの巧みなトラップで、相手を翻弄(ほんろう)しボールを引きつける。試合終了間際に、川口と野村が2得点を決め、初戦を5ー1で破った。
次戦の相手は大阪学院大。「リーグ戦では勝ったが、勢いに乗ると止められないチームなので、試合の主導権を握れるように1週間準備をしたい」(國府田)。全国大会への出場権まで、残すところあと2試合。同志社らしいアグレッシブなサッカーを貫き、勝利を掴み取れ。
(文責・浅川明日香、撮影・大嶽悠雅)