7月2日に第52回関西学生サッカー選手権大会兼第47回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント準々決勝vs関学大がヤンマースタジアム長居(大阪府)で行われた。同志社は、1-2で敗北を喫した。
スタメンには、GK波多野(スポ2)、DFに本田(経3)、小山(法3)、廣島(社3)、金沢(スポ3)、久世(文情4)、MFに鹿取(商2)、國府田(政策4)、中山(商1)、志知(商4)、FWに渋谷(経4)が起用された。
序盤から関学大が高い技術でボールを回し、開始早々からチャンスを作る。前半27分には相手MFにキーパーと一対一の状況を作られる。しかし、GK波多野がビックセーブを見せ、失点を凌ぐ。主導権を握られる時間が続いたが、同35分に相手の一瞬の隙を突きカウンター。抜け出した渋谷が、思い切り良く左足を振り切り先制に成功する。(1-0)。
その後は流れを取り戻し、鹿取ら前線がチャンスを作る。守備では相手のクロスやCKをK波多野が守備範囲の広さでカバー。抜群の反射神経でゴールを守り切り、1-0で前半を終えた。
エンド変わって運命の後半戦へ。必死でゴール前を固める同志社だったが、「(関学大には)狭いところでこちらのプレッシャーをものともせず、ミスも非常に少なくプレー出来てしまう技術の高さや余裕がある」(小川コーチ)と、関学大に何度も守備網を突破される。すると、後半20分、PA内でボールを受けた相手が冷静にゴールに流し込み失点。試合を振り出しに戻されてしまう。(1-1)両者1点を追い一進一退の攻防を繰り広げるも決着はつかず、後半が終了。均衡が破れたのは、続く延長前半8分だった。延長から投入された相手DF濃野(=J1鹿島アントラーズ内定)にCKをそのまま押し込まれ、勝ち越し弾を許した。(1-2)
「個々のパフォーマンスにおいて攻守どちらも大きな差を見せつけられた試合」(小川コーチ)と、関学大との個人レベルの差を思い知らされた今試合。前半早々に先制するなど1度は王者を追い込んだだけに悔しい敗戦となった。全国大会への道はこれで残すところ関西リーグで4位以上に入り、インカレに出場することのみ。春季リーグ閉幕までの2試合はいずれも上位校である関西大と京産大だ。「ここで感じた差をどれだけ埋めるか」(小川コーチ)。全国大会への最後のチャンスを掴むべく、目の前の強敵を打倒せよ。
(文責・撮影:大嶽悠雅)