サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】関学大の前に涙を吞んだ

第101回関西学生サッカー1部リーグ後期

 10月21日、万博記念競技場(大阪府)で第101回関西学生サッカー1部リーグ後期第7節が行われた。同志社は関学大と対戦し、3-3で引き分け。勝ち点3を逃す結果となった。

 スタメンには、GK波多野(スポ2)、DFに巽(法4)、馬場拓(法2)、廣島(社3)、金沢(スポ3)、久世(文情4)、MFに國府田(政策4)、馬場啓(文情2)、志知(商4)、鹿取(経2)、FWに渋谷(経4)が起用された。

 今試合は、ここ9年間勝てていない関学大。苦手とする相手だが、インカレ圏内に上がるために是が非でも勝ちたい試合だった。

 前半7分、3試合連続ゴールを決め好調の馬場啓がサイドから駆け上がり、カットインからシュートを放ち早速チャンスを作る。しかしこれが防がれ、その後は関学に対人能力の高さ、パス精度で圧倒される時間が続く。しかし最終ラインが懸命に防ぐと、今度は同志社の反撃。

 同27分、GK波多野が前線へ大きく蹴りだすと、渋谷と馬場啓が相手と2体1の局面を作る。だが、惜しくも馬場のラストパスは渋谷に合わずチャンスを逃した。すると逆に同28分、混戦からボールが抜けたところを関学が押し込み、痛い先制点を献上した。(0-1)リードを許したイレブンだったが、反撃を虎視眈々と狙っていた。

 同33分、渋谷の左サイドからのクロスに馬場啓が合わせ、こぼれた球を志知が強引に押し込み、同点。(1-1)

勝ち越し弾を決めた久世

 さらに同37分、高い位置でボールを奪った國府田が前進しフリーでシュートを放つなど、終盤に怒涛の進撃を見せる。

 同43分には、鹿取がクロスのこぼれ玉を拾い、後ろから走り込んできた久世にパス。久世が今季初ゴールとなる豪快弾でネットを揺らし、逆転に成功した。(2-1)

3点目を喜ぶ、左から國府田・馬場啓・鹿取

 続く同45分にも、右サイドの馬場啓が縦に突破し、中盤から上がってきた鹿取が、ヘディングで合わせ3点目。(3-1)勢いに乗った同志社が終盤に2点を奪い、リードして前半を折り返した。

 エンド変わって後半がスタート。前半終盤の勢いは見えず、関学にボールを回されゴール前でチャンスを作られ、弾くので精一杯の局面になる。しかし、渋谷が前線でファウルを誘発し、起点となり続ける。

 すると後半21分、志知がボールを奪いPA付近前のスペースに侵入。フリーになっていた馬場啓にパスし、シュートを放つも、惜しくも相手にあたりポスト直撃。こぼれ球に國府田や渋谷が詰めるも決めきれず、チャンスを決めきれない。すると今度は相手の高速カウンター。同22分、関学が左サイドを一気に駆け上がり、シュートを放つ。波多野が一旦は反応するも、こぼれ球を押し込まれ、失点。(3-2)

 守り切りたい同志社だったが、同50分相手に抜け出され、ゴール右下にゴールを許した。土壇場での失点にイレブンは崩れ落ちた。

土壇場同点弾に崩れ落ちる選手たち

 試合後小川コーチは「関学という強豪相手に戦えた反面、悔しい試合になった」とコメント。互角以上に渡り合ったが、関学の壁はまたしても厚かった。インカレ出場に向け次戦こそは白星を奪え。

(文責・大嶽悠雅、撮影・松島萌笑)

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