関西学生サッカーリーグ
9月21日、J-GREEN堺メインフィールド(大阪府)で第102回関西学生サッカー1部リーグ後期第1節が行われた。同志社は関大と対戦し1-1で引き分けに終わった。
スタメンには、GK波多野(スポ3)、DFに鈴木良(法3)、金沢(スポ4)、小山(法4)、本田(法4)、MFに馬場啓(法3)、杉山(スポ2)、宗川(法4)、前田(スポ3)、FWに野頼(法2)、鹿取(商3)が起用された。
春季リーグ11試合を終えて、いまだ勝ち点7で11位の同志社。「このリーグ戦の結果で来年のカテゴリーが決まる」(望月監督)。勝ち点を少しでも積み重ねるべく、今試合に挑んだ。
風が強く吹きつける中、試合はキックオフ。前半15分、同志社に好機が訪れる。宗川が左サイドを駆け上がると、ゴール前に走り込んだ鹿取にパス。しかし、放たれたボールはGK正面へ流れ込み、先制点を奪うことができなかった。
同23分には、中盤から駆け上がった野頼がGKと1対1の場面をつくる。落ち着いてゴールに向かってシュートを放つも、相手GKに弾かれた。CK(コーナーキック)を獲得すると、セットプレーを得意とする鹿取がキッカーを務める。ゴール前で頭で押し込んだボールはゴールかと思われたが、寸前のところで相手に弾き返された。その後もこぼれ球を積極的に拾うも得点を決めることはできず、スコアレスで前半を折り返す。
後半13分、左サイドからのクロスボールに相手がボレーで合わせ先制点を献上する(0-1)。「いつもであれば、失点すると気持ちが落ち込んでしまって大崩れしてしまう」(望月監督)。しかし馬場啓と交代で途中から入った中山(商2)が見せた。鹿取のクロスボールを中山が拾うと、「すごい呼んでいたので声で気づいた」と野頼にパス。「(中山)織斗はドリブルがうまいから良いパスをくれると思っていた」(野頼)と中山を信頼していた野頼が最後はヘディングで決めきった。しかし同29分にはイエローカードの累積で野頼が退場。それでも陣形を崩すことはなく10人で戦い抜き、勝ち点1を獲得した。
「勝ち点が積み上がったという点ではプラスだった」(望月監督)。勝ち点1を獲得し、暫定10位の立命大と勝ち点数を並べた同志社。しかしまだ降格圏を脱することはできていない。来週水曜日には、リーグ首位を走る関学大と対戦する。「次こそは勝ち点3を取れるように頑張りたい」(中山)。前期リーグで失った勝ち点を獲得すべく、調整を続ける。
(文責・浅川明日香、撮影・村川愛実、大橋楓子)