関西学生サッカーリーグ
9月25日、万博記念競技場(大阪府)で第102回関西学生サッカー1部リーグ後期第2節が行われた。同志社は首位を走る関学大と対戦。見事に2-1で勝利し、勝ち点3を獲得した。
スタメンには、GK波多野(スポ3)、DFに鈴木良(法3)、金沢(スポ4)、小山(法4)、本田(法4)、MFに馬場啓(文情3)、杉山(スポ2)、宗川(法4)、前田(スポ3)、FWに井藤(商2)、鹿取(商3)が起用された。
秋季リーグ2戦目の相手は首位の関学大。同志社はリーグ降格圏からの脱出を図るべく、この試合も勝利を目指して戦った。
前半は関学大のキックオフでスタート。同5分、左サイドから金沢がゴール前へロングスローを投げるもうまくつながらず、そのまま相手GKの手に収まった。その後は華麗なパス回しに翻弄(ほんろう)される時間が続く。同18分には、抜け出した相手がゴール左からシュートを放ったが、小山が上手くラインの外へ出しピンチをしのいだ。同21分、次は同志社にチャンスが訪れる。鹿取の右CK(コーナーキック)に金沢が足で合わせるもボールはゴールのはるか上へ高く跳ね上がり、得点にはならない。それでもチャンスは逃すまいと果敢に攻め続け同43分、ついにその時がやってきた。鹿取が相手ボールをゴール前で奪い正面に流すと、そこに合わせて走りこんできた杉山がそのまま足を振り切りシュート。チーム待望の先制点を獲得した(1-0)。「カウンターで人手が少ないと思ったので、力を振り絞ってボールを持っている鹿取くんについて行った」(杉山)。杉山の今季リーグ戦初ゴールで良い流れを引き寄せた。
後半では、けがを乗り越え約2年ぶりの出場となる中里(スポ4)が起用された。「自分の復帰は関係なく、とにかくチームが勝てるように考えていた」(中里)。後半も相手の攻撃に苦しむ。何度もシュートされるもGK波多野が執念でゴールを守る。しかし同39分、右サイドからのボールを中央の選手がシュート(1-1)。痛恨の同点弾を許した。
なんとしても勝ち越し点を挙げたい同志社。同43分にはゴール前でCKが3回続くも、相手の守備を突破できない。しかし同AT1分、チャンスが訪れた。鈴木良のロングスローを鹿取が頭で合わせシュート。見事2点目を挙げた(2-1)。 全員で一体となり戦った90分間。苦しい場面でもあきらめず、2-1で試合を終えた。
「粘り強く戦えたところはプラス。少ないチャンスをものに出来たし、勝負強さもついてきた」(望月監督)。リーグトップの関学大に勝利したことは選手たちの自信につながった。残りの試合にも期待がかかる。(村川愛実、大橋楓子)