サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】後期リーグ開幕戦に敗北するも、確かな進歩見せた

 9月10日に行われた第100回関西学生サッカー1部リーグ後期第1節。vsびわこ大、同志社は1-2で敗北。後期開幕戦を悔しい結果で終えることになった。

 スタメンにはGK天野(スポ4)、DFに小池(法4)、川口(商3)、金沢(スポ2)、山脇(社4)、MFに仙頭(経4)、田中(法4)、長坂(スポ4) 、FWに國府田(政策3)、岩岸(商4)、渋谷(経3)が起用された。

円陣を組む選手たち

 降格圏から勝ち点を放すべく、順位浮上を狙う同志社イレブンは、前期リーグ3位の強豪びわこ大と対戦した。雨の中試合はキックオフ。最初のチャンスは前半8分、岩岸のクロスから長坂のシュートだったが、相手キーパー正面。序盤はサイドからの崩しを中心にチャンスを得ていく。15分頃からは、ポストプレーによるチャンスも増え始め、積極的に攻め込むも、なかなか得点には結びつかない。守備面では、試合を通してセンターバックの間から裏をつかれ、危険なシーンがあったが、GK天野を中心になんとかしのぐ。均衡が破れたのは、前半33分、相手に強烈なシュートを決められ、痛い先制点を許してしまう。(0-1)その後はチャンスを決めきれず、前半を終えた。

得点を決めた田中

まずは1点が欲しい後半戦。笛が鳴ると同時にロングボールを蹴り、積極的にボールを追いかける。すると後半4分、相手のロングボールを競り合いでクリアし損ね、失点を重ねてしまう。(0-2)しかし、僅かその1分後田中の強烈なミドルシュートでゴール。(1-2)1点を返した同志社イレブンは、再度ボールを持ち始め、テンポの良いパス回しからチャンスを立て続けに作る。最大のチャンスは、後半18分の渋谷の倒れ込みながらのヘッド。すんでのところで相手DFにクリアされるも、チームを大きく勢いづけた。その後、決定機は作るものの、あと一歩が遠い同志社は、選手交代を積極的に行った。フレッシュな選手たちの豊富な運動量で攻撃のテンポはさらに上がり、サイドからのクロスを中心に多くのチャンスを作る。しかし、最後まで追加点を上げられず、1-2で敗北となった。

クロスを上げる小池

 負けはしたものの、春の課題として挙げられていた攻撃には大きな進歩があった。小川コーチは、「選手間の距離が近く、こきみよくパスが繋がる場面が多くあり、ただパスを細かく繋ぐだけでなく積極的にゴールに向かう攻撃ができていた」と、前期リーグの課題として挙げていた連携での攻撃の改善に手応えを感じていた。

 両者打ち合いになる試合展開の中で、惜しくも黒星をつかめなかった今試合。後期序盤は、上位陣との試合が続き、これからさらに残留争いも激化していく。今後について、小川コーチは「必ず勝たないといけないというように硬くなるのではなく、今日みたいなチャレンジを恐れない試合を続けたい」とコメント。重要な試合が続く中でもアグレッシブさを忘れず、挑戦を続けることを強調した。後期はまだ始まったばかり。夏を経て成長した同志社イレブンの逆襲が始まる。

(文責:大嶽悠雅 撮影:浅川明日香)

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