7月8日、堺市原池公園体育館(大阪府)で行われた第19回全日本大学フットサル大会関西大会。同志社は1回戦、決定戦のダブルヘッダーを戦い、5年振りの全国大会出場を決めた。
最初に行われたのは神大との1回戦。勝てば関西代表の決定戦へと進出できる大事な一戦だ。相手ボールで前半がスタートすると、序盤からボールを奪われゴールに迫られる展開が続く。しかし8分、伊東の力強いシュートで先制し勢いに乗る。しかしその2分後すぐに同点へ追いつかれてしまう。しかし勢いを失うことなく13分に2点目を追加。リードしたまま後半へと進んだ。後半開始序盤はお互いボールを奪い合う一進一退の攻防が続くが、試合が動いたのは10分。固い守りを見せるゴレイロ武藤の守備をかいくぐり、再び2-2の同点へと追いつかれる。しかし粘りを見せその2分後勝ち越しの3点目を追加。残り8分となりそのまま勝利かと思われたが、その1分後3点目を追加されまさかのドロー。延長PK戦へと持ち込まれた。
フットサルにおけるPK戦はサッカーと同じルールで行われ、両チーム5人ずつキックを行い、どちらかのチームが多く得点するまで続けられる。ただよう緊張感の中、攻撃陣が3ゴールを決め、さらにゴレイロ武藤のセーブが光り1点に抑え勝利。代表決定戦へと進出した。
約3時間のインターバルで行われた京大との代表決定戦。体力が奪われ暑さも厳しくなる中試合が始まった。
前半の20分間、同志社は果敢にゴールを狙うも先制することができない。すると15分、守備の隙をつかれ先制を許す。その後タイムを取るも、追いつくことができず前半を終えた。後半開始7分、追加点となる2点目を許すと再びタイム。気持ちを一つにプレーを再開すると、山本(法2)、内山(法3)がゴールを果敢に狙い2点を追加し、1回戦に続いての延長戦へと持ち込んだ。
延長戦は1回戦のPKとは異なり、代表決定戦ではハーフ5分で行われた。点の取り合いとなる中、ルーキーの藤岡ら攻撃陣が奮起し4ゴールを決め、延長戦の末勝利をつかみ、5年ぶりとなる全国大会の切符を手にした。
チーム一丸となって戦い全国大会出場を決めた同志社。さらに士気を高め、インカレで8年ぶりの頂点をつかむべく成長を続ける。(文責・撮影:藤本知優)