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【柔道部】全ジュニへの出場権逃す

第17回近畿ジュニア柔道体重別選手権大会

 7月9日、兵庫県立武道館で第17回近畿ジュニア柔道体重別選手権大会が行われた。同志社からは、外村(政策3)、永竿(法3)、高井(法1)の計3名が出場。上位3名が全日本ジュニア選手権大会へ出場できる今大会で、3名ともに出場権を手にすることができなかった。

 73㌔級に出場した外村。彼にとって今大会は最後のジュニア大会になる。初戦の相手は、滋賀県代表の福田。試合中盤、背負い投げをしかけるも、相手の身体を持ち上げることができず不発に終わる。続けて、抑え込みを試みるもまたもかわされてしまう。終始外村が優勢の状態で試合が進むも、なかなか一本が出ず延長戦へ。開始直後、相手の身体を高く持ち上げ背負い投げ。最後は一本勝ちを決め、初戦突破を果たした。次の相手は大阪府代表の宮下。序盤から相手を抑えこみ、優勢に立つ。しかし、相手の技ありが決まると自身の反則も重なり敗北。「確実に試合前の準備ができていなかった。モチベーションの振れ幅の大きさが今回の敗因」(外村)。2戦目での敗退に悔しさを表した。

力戦する外村

 90㌔級に出場した永竿は、奈良県代表の山村と対戦。身長が高く、身体の大きさも一回り違う相手との対戦となった。試合開始すぐ隙を許し、一本負け。無念の初戦敗退となり、暗い表情を浮かべた。

暗い表情を浮かべる永竿

 一方、81㌔級に出場した高井は、初戦から相手を圧倒する。相手に技を仕掛けられるもダメージなくかわし、2―1で技あり勝ちを決めた。2戦目も終始高井が優勢で試合が進む。中盤、相手の身体を持ち上げ技あり。良い流れで試合は終盤へ。残り1分のところで相手の隙をつき、素早く一本勝ちを決め準決勝へと駒を進めた。

一本を決めた高井

 勝利を飾ると全ジュニへの出場が決まる一戦。対戦相手は、奈良県代表・天理大の前田となった。奮闘するも強豪相手に手が出ず、ペースを乱される。中盤、技ありを取られ反撃もかなわず敗戦。全国への切符は3位決定戦に預けられた。3位決定戦の相手も準決勝に引き続き、奈良県代表・天理大の秋田。前戦の影響からか、得意技である組み手が上手くかけられない。開始1分足らずで反則が2つつき、劣勢に立たされる。なんとか反則負けを避けたいところだったが、試合中盤審判から高井へ反則の合図。「組み手で勝てれば良かったが、そこが上手くいかなかった」(高井)。全ジュニへの出場をあと一歩のところで逃し、4位に終わった。

 全日本ジュニア選手権大会への出場を逃した3名。「全国にはつなげられなかったが、この悔しさは次戦にはつなげることができた」(外村)。次戦は関西学生大会の個人戦。今大会と同じく、勝ち進めば全国大会への出場が決まる。敗戦の悔しさを糧に、次戦に向け課題克服に励む。【文責・藤田桃江、撮影・早川京】

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