関西フットサルリーグ2024 2部
12月14日、大阪市立千島体育館で行われた関西フットサルリーグ2024 2部 第10節。リーグ戦も佳境を迎えた今節は立命大と対戦が行われた。9試合の激戦を戦ってきた同志社は、6勝3分と負けなしで首位をキープ。今節で勝利すれば残り1節を残して悲願のリーグ優勝と1部昇格が手に入る重要な一戦に挑んだ。対する立命大は、昨年こそは、強豪として上位をキープしていたものの、今季は勝ち星に恵まれず下位に沈む。両者チーム状況が異なるが、思いは同じ。目の前の敵を打ち破り、誇りとプライドを懸けて勝利を目指した。
前半は同志社ボールでキックオフ。立ち上がりは両者、慎重な入りを見せて引き締まった展開となった。前半9分、同志社はセットプレーからチャンスを作る。しかし、相手の好守に阻まれ、先制点を挙げることはできなかった。その後は再び膠着状態に。そのまま前半が終わるかと思われた。同15分、待望の瞬間が訪れる。新たにチームの顔となった藤岡が後ろ向きのパスを受けると、相手を背負いながら反転。振り向きざまに強烈なシュートを放つとゴール右隅に決まり、先制に成功した。しかし、喜びも束の間、守備陣の中央部分を突破されると失点を許す。前半はこのまま終了となった。
後半がスタート。勝ち越し点を狙う同志社は積極的な攻撃を展開し、ゴールに迫る。後半11分には藤岡、川田(法2)が立て続けにチャンスを作るも、ここは相手ゴレイロのビッグセーブに合い、得点には結びつかない。同14分は反対にピンチを迎える。しかし、ここは守護神・羽田の気迫のこもったプレーでゴールを守った。同16分、ここでゲームが動く。均衡を破ったのは同志社。自陣でボールを回収した藤原(経1)がボールを運ぶと三浦(グロ3)へパス。上手くトラップを決めると、相手守備陣の間を通すシュートはゴールに吸い込まれ、値千金の勝ち越し弾となった。しかし、直後にミドルシュートを叩きこまれ、またも直後に失点を許す。すると、同志社の悪夢はまだ続いた。試合時間も残り20秒となった同志社は人数をかけて攻撃するも、パスをカットされる。相手選手が放ったシュートは無情にも無人のゴールへ。土壇場にこの日初となる勝ち越しを許し、2-3で敗北が決定した。
勝利を逃す形となった同志社。未だリーグでは首位に立つも、最終節となる次節は、勝ち点2差の2位・エフアスピレーションとの対戦を控える。相手も優勝を目指し、激しい戦いが予想されるが、優勝への思いは強いはずだ。チーム一丸となって1年間の集大成となるこの一戦に全てを出し切れ。(久岡悠斗)