
関西フットサルリーグ2024 2部
2月8日、八幡市民体育館(京都府)で行われた関西フットサルリーグ2024 2部 第11節。第10節終了時点で6勝3分1敗とリーグ首位に立つ同志社は2位・エフアスピレーションと対戦。引き分け以上で2部リーグ優勝と1部自動昇格という今季のチームの目標を叶えるべく、大一番に臨んだ。しかし、前半に5点を失うと後半も流れを引き寄せることができず、1-6で敗北。悲願の優勝と昇格を目の前の宿敵相手に渡すこととなった。

雪の降る町を差し置いて会場には、白熱した激戦を一目でも見るべく、多くの観客が集まった。試合は、エフアスピレーションボールでスタート。序盤から、球際での熱いバトルが繰り広げられた。同志社は藤岡(経2)を中心に前線からプレスを積極的に展開。しかし、この作戦が裏目に出てしまう。前半11分、中央を突破されて失点。この得点で相手に流れを渡すと、同12分、13分にも失点許し苦しい状況に。主将の上仮屋はすかさずタイムアウトを取って、チームの立て直しを図った。守備時のポジショニングを再度確認し、コートへ向かうも、その後の時間も相手の勢いは増すばかり。前半終了間際に左サイドを突破されて4点目を献上すると、直後にPKを取られ試合を大きく決定づける5点目を与えてしまう。前半はこのままタイムアップ。同志社にとって悪夢のような前半となった。

早めに1点を返して息を吹き返したい同志社は、後半3分に安達の右足から放たれた強烈なシュートで1点を返す。その後も幾度かチャンスをつくり、相手ゴールに迫るも相手ゴレイロの奮闘もあり、追撃とはいかない。そのまま時計の針だけが進み、選手たちの顔には焦りが見られた。同15分に藤原(経1)が、一矢報いるも、反撃はここまで。試合終盤には、相手ゴレイロにスーパーゴールを決められて試合終了。多くの選手が、肩を落とした。


「前半の0-5という結果が試合を難しくしてしまった」(上仮屋)。シーズンの途中からキャプテンの座を受け継いだ上仮屋は言葉を詰まらせた。昨年もあと一歩のところでリーグ優勝・1部昇格を逃したフットサル部。三度目の正直へ。来季こそはより成熟した姿を見せてチームを頂へと導いてくれ。(久岡悠斗)
※2月11日に平群スポーツセンターで行われた入れ替え戦でパスドゥー田辺に3-5で敗北し、来季の2部残留が決定しました。