9月12日から16日にかけて行われた関西学生男子秋季1部学校対抗戦。今大会で上位5校に入った大学は全国大会出場が決まるという中、4位につけ全国への切符をつかんだ。
ハイレベルな選手たちが集う男子1部リーグ。熾烈な戦いが繰り広げられることが予想された。
「初めに対戦の近大と大阪学院大は春の1位と2位で、勝敗よりもどれだけポイントを取って順位に有利に立つか考えていた」(中尾)。ポイントを重ね、強豪相手にどれ程しがみつけるか注目が高まった。緊張感が漂う中、始まった近大戦。森裕紀(経4)、西山光(生医2)、中尾亮太がシングルス戦を制し、ポイントを重ねた戦略通りの活躍を見せる。シングルス戦、ダブルス戦ともに負け越しを許したものの、6ptー10ptと強敵相手に健闘し、大会1日目を終えた。しかし、大阪学院大には1ptー15ptで敗北。さらに今大会6位候補の立命大には引き分けとされ、4日目終了時点で0勝3敗1分の勝ち点1と厳しい戦いが続いていた。同志社は僅かにポイント数差で立命大を上回り、5位で最終日を迎える。
試合最終日に立ちはだかったのは大手前大。試合最終日ということで、緊張感を持って試合に望む選手たちの姿があった。
午前にシングルス戦がスタートし、3選手がマッチプレーを制す活躍を見せた。1年生ながらもメンバー入りを果たした下園も奮闘。4ptー4ptで折り返し、午後のダブルス戦へもつれ込む展開となった。何としても勝ち切るという一心で、プレーを続ける選手たちへ熱い声援を送るコーチや部員たち。その思いに応えるかのように西山下園ペア、上久保長田ペア、森岡田ペアがマッチプレーを制し、10ptー6ptで大手前大を撃破。勝ち点3を奪取し、同志社は合計勝ち点を4とし、4位という順位で大会を終えた。
「この4位という順位は最低限だった」(中尾)。5位に終わった春の大会順位を1つ上げられたことに安堵の表情を見せた。
「それぞれがベストをつくせば全国トップ10には入れる」(中尾)。全国大会出場が決まり、早くも気を引き締める様子があった。全国大会でメンバー入りできる人数は僅か6名。部員全員が出場できるわけではない。それでも一心同体の体育会男子ゴルフ部。選手、監督、コーチ全員が全国大会での飛躍を願って、選手たちはこれからも切磋琢磨を続ける。
関西学生男子秋季1部学校対抗戦順位
1位 近畿大学
2位 大阪学院大学
3位 関西大学
4位 同志社大学
5位 大手前大学
6位 立命館大学
(文責:西川真司 撮影:藤本知優)