体操競技部
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【体操競技部】笑顔で終えた西カレ

第74回西日本学生体操選手権大会

 5月25から26日にかけて、北九州市立総合体育館(福岡県)で第74回西日本学生体操選手権大会が行われた。同志社からは10人の選手が出場。惜しくも入賞することはできなかったが笑顔で試合を終えた。

 1日目に行われたのは男子団体。伊藤圭(理工4)、小山田(経4)、永谷(生命4)、伊藤陽(生命3)、山田(理工3)の5選手が出場した。男子は跳馬、平行棒、鉄棒、ゆか、あん馬、つり輪の6種目で競い合う。 1種目目の跳馬で攻めの姿勢を見せたのは主将の伊藤圭。カサマツを初めて試合で挑戦した。「数回しか練習できていなかったが、初めて立てて、良いスタートが切れた」(伊藤圭・理工4)。しかし、平行棒では落下する選手が続き、なかなか調子が上がらない。

あん馬演技中の伊藤圭

 そんな流れを変える活躍を見せたのは小山田だ。跳馬で11.900の高得点を叩き出し、3種目目の鉄棒では、難度の高い手放し技を見事に成功。チームトップとなる9.900をマークした。「コバチという技を特に練習してきて、成功できたのでよかった」(小山田・経4)と振り返る。迫力のある演技で勢いをつけた。全体的にミスが目立つ場面もあったが、最後まで果敢に挑み、16位で幕を閉じた。

鉄棒演技中の小山田

 女子団体が行われた2日目。法兼(GR4)、中屋敷(経3)、堀(スポ2)、川口(商2)、井奥(同女1)の5選手が競技に挑んだ。今年は団体で試合に臨む。注目は昨年、個人で出場した法兼。平均台で落下はあったものの、最後まで通し切った。最終種目のゆかでは、1コース目の技を成功させ、その後も持ち前の柔軟性と表現力で観客を魅了。「緊張したが、みんなに感謝しながら今までで一番楽しく演技することができてよかった」(法兼・GR4)と笑顔で語った。大きなミスなく全種目を終え、トップの成績でチームメートを鼓舞する。

平均台でポーズを決める法兼

 平均台での落下や着地でのふらつきはあったものの、試合中はずっと笑顔を絶やさず、仲間を送り出す姿が見られた女子体操競技部。1年生や2年生の経験が浅い選手も多い中、堂々の演技で大きな成長をみせた。

笑顔を見せる中屋敷

 4年生にとって引退試合となった今大会。悔しさが残る部分もあったが、「良い終わり方ができた」と全員が口にした。体操競技を心から楽しみ、集大成としてそれぞれのベストを披露。先輩たちの熱き想いは後輩たちに受け継がれ、新たな目標に向かい励んでいく。彼らの今後の活躍に目が離せない。(松島萌笑)

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